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講師 [日記]

11月になり、秋らしい日になっていますが、やはり肌寒くなってきましたね。体調管理に留意しているとは思いますが、現在相馬市の小中学校では「インフルエンザ」が大流行の模様で、学級閉鎖の措置が執られているところもあるようです。みなさんお気をつけください。

さて、先のブログで3学期に講演会を開催するかもしれないという予告をだしましたが、実はタカシ先生、先週講演会の講師を務めてまいりました。

「タカシ先生講師なんてできるの?!」という皆様の素直なご意見は全くもって正しいものであります。タカシ先生だって「俺にできるんかいな?」という思いであります。しかしですね、タカシ先生に「講師をやってくれないか?」と声をかけてくださった方は、タカシ先生が敬愛する剣道範士八段、福島県剣道連盟の会長であられます。

そりゃもぅ、タカシ先生。会長直々にそんなことを言われたら答えは「ハイッ!」か「yes!!」の二択なのであります。

かくして、この1ヶ月は、この講習会に向けて準備やらイメージトレーニングやら、小道具の準備やらで、ほんと本番を迎えるまで気が気じゃなかったのですが、拙い講習会を終わらせてまいりました。

剣道の講習会ではありますが、それを受講する皆様がすごいメンバーなのです。タカシ先生は剣道教士(教師ではないんです)七段なのでありますが、受講生の半分は剣道七段の大ベテランの大先生。次いで20人くらいが六段でその次に多いのが五段。次第の四段、三段と。受講生の半分が全国審査を通った六段七段の先生方。そりゃぁもう、タカシ先生なんて小兵どころか、下っ端で「あっしが講師なんて務めさせていただいて、いやぁ申し訳ございません。大先生方を目の前に『はい、日本剣道形はこうですよ!」なんて言えたもんじゃないのです。

さて、その講習の中に「少年少女剣道の講習も」とという題目もあったので、幼稚園の園長らしく子どもの発達や特徴。剣道を教えるにあたって「ココは注意して、ココは丁寧に」なぁんてことも実は用意しておったのです。約45分も予定で。

しかーーし!講習中に敬愛する会長先生から「荒くん、巻いてやってくんない。残りあと30分ね・・・」って・・・。もちろん返事は「ハイッ!」か「yes!!」でありすので、あえなくタカシ先生は園長先生らしいこと。いわゆる得意分野を端折って講演してきたのでありんす。


ってことで、まぁ伝えることは最低限講演できたし、頼まれごとは試されごとだと思って引き受けた講師でしたが、返ってこれを機に自分の剣道と子どもへの指導法を見直すいい機会となったのでありました。

詳しくは、福島県剣道連盟のHPをご覧ください。剣道着姿のタカシ先生が見られますよ。ちなみに集合写真は、講師のタカシ先生が中央で偉そうに写っていますが、向かって左隣の灰色の胴をつけておられるのが、敬愛する福島県剣道連盟の会長であり、内心冷や汗ものなのであります。

https://www.fukukenren.jp

講演会開催の予告 [日記]

秋晴れの良い天気が続きます。
園庭ではきれいに色づいた桜の葉を拾い集めたり、テラスでは縄跳びをするお友達が増えています。この時期は、お遊戯会の練習が各クラスで行われているので、男の子が練習をしている時は、女の子がテラスで。女の子が練習している時は、男の子がテラスで塗り絵をしたり、パズルで遊んだり。そんな風景が見られるのもこの時期独特の風景です。

さて、先日ある保護者の方から「中村幼稚園の先生が参加している、教育委員会と相馬市医師会が主催している講演会の講師先生の話を、私たちも聞けませんか?」と問い合わせがありました。

タカシ先生は、折に触れて講演会の内容を保護者の皆様に園便りでお知らせしており、それを読んで興味を持ってくださったようです。

タカシ先生としてはとても嬉しい保護者の皆様の反応なのですが、なにせ講師先生は東北をまたにかけた大変忙しい先生です。県内はもとより、東北各県あちこちの教育委員会に引っ張りだこな上に本業は「お医者様」ですので、医師としての業務もある方。「ちょっと、難しいかなぁ…」と思いつつ、保護者の皆様の期待に応えようと「講師先生と園医のやまぐち小児科院長先生に聞いてみますが、あまり期待なさらずに…」というお返事を差し上げました。

ココで「保護者の方にも聞いてもらえる講習会」の開催方法して思いついたのは
①我々教員が参加している講習会に保護者も参加してもらう。
②タカシ先生主催で講師先生に講演をお願いする。
の2種。

しかし、子どもを預かれる平日に開催すると、親が来られない。
親の都合に合わせて夕刻にすると、子どもの預け先が難しい。
休日の開催になると、講師先生やウチの教員に負担がかかる。
等々の問題が。

何か上手い方法がないものか、只今試行錯誤しておりますが、とりあえず講師先生のご都合のお伺いを立てると、なんと!

「年明けならなんとてもなりますよーー」という超前向きなお返事!

タカシ先生の力か、はたまた心の広い講師先生のご配慮か。それとも園医先生の根回しか。

何はともあれ、年明けに講演会開催の予告をここでしておきます。そして、開催日時が決まりましたら速攻でご案内いたします。

タカシ先生の園便りの中身を深めて、さらに保護者会でタカシ先生がしている基となる話を聞ける。そして何よりも、現代の子どもの現状と医療の生の話を聞けるまたとない、千載一遇のチャンスです。だって触れ合い遊びのプリントをタカシ先生にくれたお医者様ですもの。

是非中村幼稚園の現役保護者の皆様。卒園された元保護者の皆様。そして、来年入園予定の未来の保護者の皆様。是非是非ご参加ください!

また、当日講師先生に質問するのは相当な勇気が入りますね。講師先生に聞いてみたい事がありましたら、私が代わりに講師先生に質問してあげますので、是非中村幼稚園までメールしてください!

例えば、
「『メディアに子守りをさせないで』とありますがメディアの種類は?」
「『早寝早起き朝ごはん』の推奨はわかるが、10時間睡眠は何歳くらいまで?小、中学生は勉強や習い事もあるし、何時就寝が子どもの発達上いいですか?」
「メディア過多の子どもの症状ってどんな風にでるの?」
「うちの子、○歳なんですけど、家ではこんな姿(落ち着きがなくて等)で心配です。」
「今の福島県や相馬市の現状はどうなの?」
などなど。

返って講師先生も、今の保護者の皆様の不安や疑問が分かった方が、実際の診察事例をもとにして話しやすいかもしれません。

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保護者視点の疑問点。こちらのQRコードからもお送りください。


秋の音楽祭 [日記]

昨夜の雷雨はちょっとすごかったですね。雷の音で未明に目が覚めるほどでした。いつもなら爆睡でそんなことにも気がつかないタカシ先生ですが、昨日は眠りが浅かったようです。なぜって?それは雨で園庭の状況が気になっていたからです。

しかし、タカシ先生の心配をよそに、朝登園すると園庭には水たまりもできておらず、ぬかるんでもいませんでした。返ってちょっと湿り気味の園庭に「今日は絶好の中村幼稚園日よりになるな」と思いながら朝日が照らす園庭を眺めているのでした。

なぜこんなに園庭の状況が気になっているのかというと、今日は園庭で年長組の鼓笛隊を披露する「秋の音楽祭」が行われるからなのであります。しかもこの音楽祭には、年長保護者の皆様をご招待しているのです。いくら鼓笛隊が上手でも、園庭が使えなくては舞台が整いません。ですから、昨夜の雷雨が気になっていたのです。

さて、秋の音楽会の準備が整いました。テラスには年中さんや年少さん、タカシ先生のことが大好きな年少々さんがお客様になり、年長組を取り囲むように保護者の皆様が陣取っています。タカシ先生は、脚立に登りビデオカメラを構えて準備万端。

「ピーっピッ!」の合図で始まる年長鼓笛隊。指揮者の指揮棒が上がると、迫力ある大太鼓の音に、軽やかにリズムを刻むトリオ。それに合わせて中太鼓と小太鼓が軽快な音を響かせます。時折シンバルの音が甲高く鳴り響いたと思えば、正面ではポンポンを持ったチアがダイナミックにダンスをし、両脇を固めた騎手の旗が風にはためいています。

そんな年長組の勇姿を、在園児と年長保護者の皆様が食い入るようにみています。次第に進む鼓笛隊。始まりがあれば終わりがあるように、鼓笛隊も終わりに近づくにつれ保護者の皆様もなんだか心残りがあるような空気に「もう少し鼓笛隊を見ていたいなぁ」と思う頃には、フィナーレです。

「あ〜ぁ、終わっちゃった。これで鼓笛隊も見納めか」と思ったであろうその瞬間。在園児から「アンコールの合唱が!」タカシ先生は見逃しませんでしたよ。年長保護者の皆さまが「え?アンコールしてもらえるの?」と心残りの空気が一変したことを!そして、タカシ先生のマイクパフォーマンスの後に、アンコールに応えてもう一度年長さんの鼓笛隊が始まるのでした。

もう一つ、タカシ先生は気づいていましたよ。保護者の皆様の目には、うっすらと涙があったことを。

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秋色に染まる、年長鼓笛隊。この写真、加工してないんですよ。

中途入園 [日記]

今日もR6年度入園希望者の園見学を行っていたタカシ先生です。どーも。

9月の園見学が始まった頃、来年度の年少さんでの入園を希望して園見学を行なっていたご家庭。同級生の今年の満3歳児の保育内容をみて「今からでも、(満3歳で)入園できますか?」と聞いて聞いてくださったご家庭があったことを、以前のブログに記しました。

お母様のお話では、来年度入園のつもりで、他の施設も見学に行ったとおっしゃっていましたが、中村幼稚園の園見学をし年少々さんの姿を見た途端なんと「今年ここ(年少々さん)に入れるなら、入りたい!」と思われたようです。

そして!今日11/1から年少々さんの仲間入りとなったのです!

初登園の年少々さん。例に漏れず、年少々さんはタカシ先生が大好き。登園してクラスにちょこんと顔を出し、初めての(いや、2回目か)幼稚園散策を終えクラスに戻ってくるとタカシ先生の姿を発見しました。担任も「タカシ先生のところへ行く?」なんてお友達の顔を覗き込み聞いてみると、「うん」と」頷く姿が見えました。ですから、タカシ先生も年少々さんのクラスの前まで行き、お友達の顔を覗き込んで「お靴履いておいで。一緒にお庭で遊ぼっか」と手を差し出しました。すると、新入園児は、さっと靴を履き小さな手でタカシ先生のごつい手を握り返し、二人で手を繋いで園庭をお散歩です。

園庭の中程まで行くとタカシ先生の手を振り解いて冒険の森の方へ行ってみたり、年長さんが遊んでいる砂場のおもちゃを貸してもらってみたり。そして一番の気に入ったのは、円形滑り台の中。その中で砂遊びをしている年長さんと意気投合し、その中でお集まりが始まるまで一緒に遊んでいるのでした。

その間タカシ先生は、円形滑り台の近くに陣取って、新入園児を見守りつつ、外で遊んでいる年長さんの快活な姿を秋の木漏れ日に注がれながら見ているのでした。

ほどなくして年長さんは「お集まりの時間になったよー!」って誰ともなく声を掛け合いながらお片付けをし、教室へかけて戻っていきます。タカシ先生も年少々さんに「お集まりだって、お部屋に行こうか?」と声をかけますが、そこはまだ登園初日。なんだか浮かない顔で手を繋ごうともしませんが、タカシ先生に「ひょい」と抱っこされ、「そろそろお名前呼んでもらおうねー」と抱っこされてお部屋に帰っていくのでした。

年少々さんのクラスの前では「待ってたよー!楽しかった?」と抱っこされて帰ってきた年少々さんに笑顔で声をかけ、すでに幼稚園に慣れている同級生に「今日から新しいお友達が来たんだよ!!」と笑顔で紹介するのでした。

きっと今日は疲れたことでしょう。今日はゆっくり休んで、明日また元気に登園してね!タカシ先生の膝の上を空けて待ってまーっす!!


見えない言葉 [日記]

今朝の幼稚園。朝からちょっとテンションが高めです。なぜって?今日は、待ちに待ったお店屋さんごっこだからです。

今日を含めたこの3日間お友達は、ウィンドーショッピングをしたり、お店屋さんの練習をしたり。先週なんかは、廃品工作をして店頭に並べる商品を作っていましたので、本当にこの日を心待ちにしていたことでしょう。ですので、お店屋さんごっこ本番の今日は、今朝からテンションが高めなのです。

それは送迎されてくる保護者の皆様も一緒のようで「楽しんできてねー!!」と、笑顔で正門を潜らせたご家庭が何家族あったことか。しかしタカシ先生は知っています。「たのしんできてねー!!」の後には「楽しんできてねー!!(お土産待ってるねー!!!!)」の言葉が隠れていることを(笑)

かくいう、うちの子もお店屋さんごっこ当日「お父さん、今日はおみせやさんごっこなんだよ。お母さんには、これを買って。お兄ちゃんにはあれを買って。おじいちゃんにはそれを買う。お父さんにはあれだな」なんて買い物のイメージトレーニングをしブツブツ言いつつ登園。いざタカシ親父が帰ると、「お土産ありませーーーん!!」なんてイタズラな笑顔をみせつつ「なーんだ残念」なんて返すと後ろに隠していた剣をおもむろに出して「じゃーーん!お父さんは剣道するから剣を買ってきたよ!」なんて自慢気にお土産をくれちゃったりするのです。

そんな家でのやりとりで「お店屋さんで買い物をする時、お父さんのことを思い出してくれているのか」と、涙が出そうになるタカシ親父。。。なわきゃぁありません。だって、ホールにはタカシ先生がいるんですもの。幼稚園ではあえて娘に干渉もしませんが、剣を買っている娘をみて内心「ふふふ、あれはきっと、兄か父へのお土産だな」と思っているのですから。

しかし、みなさんは違いますよね。親が参加しないお店屋さんごっこですので、こういった子どもの「思い」は、帰ってきた子どもの姿を見て想像するしかありません。だから楽しいんですよ。

「頑張って『これください』って言ったんだな。」とか
「小さな手でお金を年長さんに出せたんだな」とか
「買う時、『おかあさんにお土産』って思ってくれたんだな」とか
「買うまでに、いろいろなことを考えたんだろうな」とか
そういう、実体験の中で育まれた内的言語(心の中で思っている言葉)があって、それを言葉と行動に移して、相手に伝えて、その思いが相手に通じて、ゲットした品々。親の見えないところで、いろんなことを経験していた、お店屋さんごっこです。

今ごろご家庭ではお店屋さんごっこの続きをしているのでしょうか。

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売り上げを数えるお店屋さん(笑)

素敵な先輩 [日記]

みなさんこんにちは。今日の午前中、タカシ先生は幼稚園の粗大ゴミを捨てにKトラを走らせていました。市から指定された処分場に持ち込み、言われるがままに作業をしていると、事務の方から「領収証の宛名は如何いたしますか?」と言われました。「えっと、中村幼稚園でお願いします」と言いながら、壊れた椅子やらオーディオデッキやら壊れた本棚などを下ろしロープをたぐっていました。

「では、また事務所の前にお越し下さい。空の車の重量をまた測りますね」といわれたので「あいあーい」とKトラを移動し、重量を測ってもらって事務所で精算するために玄関を入りました。

中には、女性が3人いることはすぐに分かりましたが、あまり気にせず財布をだしていると少し奥のデスクの女性がこんな歌を口ずさんだのです・・・
「ほーらね、ごーらんよ。」

すると、続いて領収証を出してくれた受付の女性も
「あーさーひがのぼっる♪」

財布に手をかけていたタカシ先生は当然のように「なんでしってんの?!!」と目元を事務所内に移しました。歳の頃、タカシ先生ぐらい。いやもう少し上でしょうか。きっとお子さんが中村幼稚園卒園だったのかな、と咄嗟に判断し「どの卒園生の親なのだ???」と、頭をフル回転させていると、今度は2人揃って・・・

「私たちが卒園生です!」というではありませんか!
お二方とも中村幼稚園卒の大先輩。一人の方は、きっと中村幼稚園が駅前にあった頃の卒園生でしょう。もうお一方は、「山の方の今の園舎に移ったばかりの幼稚園でした。」ということなので、きっと、現園舎の1回生の卒園生かもしれませんね。

そんなもんで支払いをしながら、「昔は黄色い肩下げの通園バックだった」とか「お弁当はアルミ製で冬はストーブの上で温めてた」とか「肝油がすごく楽しみだった!」などなど、幼稚園の記憶がみるみるよみがえり、「小学校のことは覚えていないんですけど、幼稚園の事って鮮明に覚えているんです!もちろん、園歌は全部歌えます!」とのこと。

タカシ先生も、「私の祖母が園長だったころですね。」とか「私は美佐子園長の息子なんです」などなど、今の幼稚園のことを少しお話しさせていただき、少しほんわかした気持ちで帰途につくのでした。

約50年前に卒園した大先輩。幼稚園の園歌を今でもフルコーラスで歌えるなんて、素敵な先輩ですね!

天使 [日記]

今日の夕方、タカシ先生が帰ってくるとPCのモニタに付箋が貼ってありました。付箋には「○先生の赤ちゃん来てます」と。ほっと一息ついたところで、どっかりと椅子に腰を下ろし、「一息ついたらいってみましょうか」と、チョイまったりしていると、事務所の戸がガラリと開き「タカシ先生赤ちゃん待ってますよぅ!」と、教員が赤ちゃんをエア抱っこするそぶりで入ってきました。

「待て待て、そう慌てるな」と言葉を返し、手を洗ってクラスに向かうと、そこにはついこの間まで担任をしていた先生が、立派なお母さんになって赤ちゃんと待ち構えているのでした。周りには、現役教員がずらりと取り囲み、赤ちゃんを抱っこしている元教諭を笑顔で眺めています。

「なになに?もぅみんな抱っこしたの?」と聞くと「園長先生が先でしょ!」とタカシ先生の到着を待っていた様子。なんにも、私ごときを待っていなくたって、「大トリはタカシ先生!!そしてタカシ先生が抱っこした瞬間に赤ちゃんが泣く!」というオチをつければいいものを、律儀な担任ばかりなのです。

かくしてタカシ先生は一等最初に赤ちゃんを抱っこさせてもらったのですが、抱っこした瞬間、泣くどころか、小さなおならを「ぶびっ」ってしたの、この赤ちゃん(笑)すかさず「ありゃおなら出たの?」って赤ちゃんの顔を覗き込むと今度はうっすらと目を開けて「誰だこのおっさん。いつつもとだっこの感触が違うから、おなら引っ掛けてやった」みたいな表情でタカシ先生を見、再び目を閉じるのです。そういや、前に来た赤ちゃんも抱っこした瞬間、オナラしたな・・・。

一等最初に抱っこをしてあげ、その後担任が次々と抱っこしてくれたのですが、「変な汗かきそう」と実子がとっくに乳幼児期を終えた教員はおっかなびっくり。未婚の教員は「うわちっさ!」とかビビりな声をあげつつ、赤ちゃんお顔を覗き込んで笑顔になるのでした。

1周してお母さんの元へ帰ってきた赤ちゃん。やっぱりタカシ先生は、あの「むくむく感」を肌で感じたくって「もう一回抱っこさせて」と、お母さんから赤ちゃんを奪い取り、「一緒に帰ろうか」と、赤ちゃんの顔を再び覗き込むのでした。その寝顔は天使そのもの。生後2ヶ月半の赤ちゃん。もう少しで首が座るかな。

そして、この教員。実は相馬市とは対向線にある遠い地域が実家なのです。里帰り出産をし今月になって相馬に帰ってきたのですが、「相馬暑っ!実家はもぅストーブを焚いてます!」だそうです。相馬の秋もこれからますます深まっていきますね。体調管理にお気をつけください。

今年に入って、生後間もない乳児を抱っこしたのは3人目。この赤ちゃんもタカシ先生に抱っこしてもらったので、きっと丈夫に育つことでしょう。あ、写真撮り忘れたー!!

宝物 [日記]

今週は秋晴れのいい天気が続きましたね。とはいえ日陰は少し肌寒くて、秋がやってきたようです。最近ラジオで、「今年は夏の次に冬がやっってきたみたいだ」と言っていましたが、なんのなんの。秋真っ只中の中村幼稚園です。

さて、この季節の中村幼稚園の十八番はやっぱり「冒険の森」でしょう!先週の小学生クラブに続き今週は、幼稚園のお友達が冒険の森を満喫しています。(写真はそのうち掲載しますね。)

「冒険の森に行きますよぅ〜」と先生が一言発すると、子ども達は一様に「やったぁ!」と跳びはねます。どこかで聞いたことがあるのですが、人間が本当に心から喜んだ時には跳びはねるんだそうですよ。知ったましたか?そして最近跳びはねて喜んだ記憶ありますか?

そんなふうに心から喜んでいるお友達について、タカシ先生も冒険の森に入ります。年長、年中さんは、タカシ先生なんて全く必要とせず、ズンズン冒険の森に入っていきますが、年少さんや年少々さんはそうもいきません。

特に年少々さんに大モテのタカシ先生は、年少々さんに手を引かれていざ冒険の始まりです。年少々さんには少し高い階段を「よいしょよいしょ」と上り下り。タカシ先生においていかれると「タカシせんせーまってーーー!!」と駄々をこね。上り下りに疲れると、「だっこしてーーー!」と抱っこをせがみ。前を行く年少々さんは「あっちへ行くんだ!」と言わんばかりにタカシ先生の手を引きます。後ろの子を待っているために「ちょいまてぃ」と言おうにも、冒険の森の奥の方を指さして「いくぞいくぞ!」の催促です。んもぅ〜タカシ先生体がいくつあっても足りやしない。

そんな、喚き叫び、タカシ先生の手を引く年少々さんの姿をみて「かわいー♡」といっている教諭が一人。「あんた、かわいーなんて目をハートにしてないで、ちょっとこっちきてこの年少々さん、なんとかしてよ」と思いつつも「あ、あなたよりもタカシ先生がいいんだからしかたないよねー、よ、ねーーーーー!!」とちょっと優越感に浸りながら両手に年少々さんを引き連れて冒険の森を散策しに行くのです。

冒険の森。結構大人にはきついので、一回りすると階段で一休み。そこに、今度は別の年少々さんがやってきて目をまんまるにしてこういうのです。
「ちゃかしてんて(タカシ先生)。ぼーけんのむこうには、キラキラがあるだ。ほーせき。キラキラなの。むこーのほーだよ。いっしょにいこーよ。」と。

んなばかな。冒険の森とはいうけれど、金銀財宝なんてあるわきゃない。ましてや宝石なんて。とはいえ、子どもにとっての「冒険」とはイコール「金銀財宝」なのでしょう。そんな気持ちを汲んで「キラキラあるか?!一緒に行ってみるか!!」と今度は、こっちの年少々と散策してみると、確かにそこにはキラキラ光るものが!!

ソレは、冒険の森で遊ぶお友達のキラキラ光る瞳と、冒険の森の木漏れ日。確かにここには宝石以上に輝く宝物があるのでした。


おばあちゃん、ごめんね。 [日記]

10月に入り過ごしやすい日になってきました。秋晴れの園庭では子ども達が元気に遊んでいますよ。タカシ先生も例に漏れず園庭に出て子ども達の遊びを見ています。砂場で遊んだり、追いかけっこをしたり。年少さんもボール遊びが始まって快活になってきました。

タカシ先生が園庭をうろうろしていると、崖の下の方に行って遊ぶお友達。少し人の目を避けられる、言ってみれば「秘密基地」のような「トトロ」でメイちゃんが走り抜ける森のトンネルのような、そんな場所へ向かうお友達。流石にタカシ先生はサツキのようにトンネルを縮こまって歩くことができないので、追いかけるサツキのようにはいかないのですが、別の方から出口の方へ向かって崖を下りていきます。

すると、お友達の頭の上には立派な「アケビ」が実っていました。植えたものではないので「天然もの」「おぉ!秋の味覚!」と、茂みを少し探してみると、立派なアケビが房になって実っていました。

お友達にも「ほら!アケビが成っているよ!」とちょっとテンション上げ目に言ってみたものの「アケビってなに?」みたいな、すっとんきょうな眼差しでタカシ先生を見返すのです。そりゃそうか、タカシ先生だってアケビを食することなんてないもんな。と思いながら、写真を撮るのでした。

そういや、タカシ少年だった時代。おばあちゃんに、「これはアケビって言うんだ。タカシ、スプーンですくって食べてごらん」と満面の笑みでアケビを食べさせられたのだけれどその一口にタカシ少年は「種しかないじゃん!」と憤慨した記憶が・・・。あの時のばーちゃんは、きっと今のタカシ先生のような小躍りする心境で「アケビ見つけた!!」といって採ってきたに違いない。今だったら、その気持ちを汲んで、嘘でも「ばーちゃん、甘くて美味しいね(種が多いけど)」と言っただろうに。おばあちゃん、ごめんね。

というわけで、幼稚園に来たらどこにアケビが成っているのか探してみてくださいね。天然のアケビが実っている幼稚園なんて、そうそうあるもんじゃありませんからね。食べなくてもいいですよ(笑)

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反対から先回りしたら、戻って行っっちゃった。

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その頭上には、立派なアケビ

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こちらは食べごろかな

中村幼稚園日和 [日記]

週末はお疲れ様でした。雨天の為1日延びた体育フェスティバルでしたが、延期日の日曜日は、見事な快晴で、中村幼稚園日和な1日でした。夏がまだ続いているような、暑い日が続いた2学期。体育フェスティバルも、10月に順延しなければならないのかな?と思うほどの酷暑でしたが、当日は暑すぎる事もなく、本当に秋晴れのいい天気でした。

4年ぶりに全体で開催された体育フェスティバルでしたが、役員さんやお手伝いの皆様のおかげで滞りなく開催することができました。本当にご協力ありがとうございました。

タカシ先生といえば、ピストルをやったり、白線を引いたり、写真を撮ったりと、園庭をうろちょろしていましたが、その間、保護者の皆様の子ども達に対する温かな眼差しを感じ、温かな拍手を聞き、園庭が温かな雰囲気に包まれているのを感じて、温かな気持ちになっていました。

そんな中、酷暑でろくに園庭で練習ができなかったにもかかわらず、お友達皆が自分を出し切って体育フェスティバルに臨んでいた事を嬉しく思います。中には、気が向かないお友達もいましたが、それでも練習には進んで参加し、自分の役割を全うしていた事を、タカシ先生をはじめ教員も皆知っているので、大いに褒めてあげているところです。

そんな中!圭子さんが、大切に使っていたカメラを壊してしまい、肝心な場面の写真を撮れないという失態を犯してしまい、タカシ先生は大いに焦り肝を冷やしたのですが、レンズを叩いたらなんとか動き出したので安堵していたところ。ですが!皆が帰った後には完全に動かなくなってしまいました(涙)

閑話休題
今日から、通常の保育形態に戻り、今、園庭では年少さんと年少々さんが元気に外遊びに興じています。これから、園庭の桜の木の葉が紅葉し、中村幼稚園は一気に秋一色に染まっていきます。さて、初秋の写真撮りに行かなくっちゃ。こんなこともあろうかと、同型のカメラの予備を準備していたのよね。

そして、市内で流行っている、コロナインフル。行事明け、タカシ先生は幼稚園で蔓延しないか本当に心配していたのですが、代休明けの今日、コロナ及びインフルの感染者は「0」で安堵しております。こちらも皆様のご協力ありがとうございました。

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前日23日朝6時の幼稚園園庭。園庭びちゃびちゃ。

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またまた、激写された、タカシ先生と1年生の娘