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宝物 [日記]

今週は秋晴れのいい天気が続きましたね。とはいえ日陰は少し肌寒くて、秋がやってきたようです。最近ラジオで、「今年は夏の次に冬がやっってきたみたいだ」と言っていましたが、なんのなんの。秋真っ只中の中村幼稚園です。

さて、この季節の中村幼稚園の十八番はやっぱり「冒険の森」でしょう!先週の小学生クラブに続き今週は、幼稚園のお友達が冒険の森を満喫しています。(写真はそのうち掲載しますね。)

「冒険の森に行きますよぅ〜」と先生が一言発すると、子ども達は一様に「やったぁ!」と跳びはねます。どこかで聞いたことがあるのですが、人間が本当に心から喜んだ時には跳びはねるんだそうですよ。知ったましたか?そして最近跳びはねて喜んだ記憶ありますか?

そんなふうに心から喜んでいるお友達について、タカシ先生も冒険の森に入ります。年長、年中さんは、タカシ先生なんて全く必要とせず、ズンズン冒険の森に入っていきますが、年少さんや年少々さんはそうもいきません。

特に年少々さんに大モテのタカシ先生は、年少々さんに手を引かれていざ冒険の始まりです。年少々さんには少し高い階段を「よいしょよいしょ」と上り下り。タカシ先生においていかれると「タカシせんせーまってーーー!!」と駄々をこね。上り下りに疲れると、「だっこしてーーー!」と抱っこをせがみ。前を行く年少々さんは「あっちへ行くんだ!」と言わんばかりにタカシ先生の手を引きます。後ろの子を待っているために「ちょいまてぃ」と言おうにも、冒険の森の奥の方を指さして「いくぞいくぞ!」の催促です。んもぅ〜タカシ先生体がいくつあっても足りやしない。

そんな、喚き叫び、タカシ先生の手を引く年少々さんの姿をみて「かわいー♡」といっている教諭が一人。「あんた、かわいーなんて目をハートにしてないで、ちょっとこっちきてこの年少々さん、なんとかしてよ」と思いつつも「あ、あなたよりもタカシ先生がいいんだからしかたないよねー、よ、ねーーーーー!!」とちょっと優越感に浸りながら両手に年少々さんを引き連れて冒険の森を散策しに行くのです。

冒険の森。結構大人にはきついので、一回りすると階段で一休み。そこに、今度は別の年少々さんがやってきて目をまんまるにしてこういうのです。
「ちゃかしてんて(タカシ先生)。ぼーけんのむこうには、キラキラがあるだ。ほーせき。キラキラなの。むこーのほーだよ。いっしょにいこーよ。」と。

んなばかな。冒険の森とはいうけれど、金銀財宝なんてあるわきゃない。ましてや宝石なんて。とはいえ、子どもにとっての「冒険」とはイコール「金銀財宝」なのでしょう。そんな気持ちを汲んで「キラキラあるか?!一緒に行ってみるか!!」と今度は、こっちの年少々と散策してみると、確かにそこにはキラキラ光るものが!!

ソレは、冒険の森で遊ぶお友達のキラキラ光る瞳と、冒険の森の木漏れ日。確かにここには宝石以上に輝く宝物があるのでした。