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「き」

今日はスカッとした「てんき」の「あきばれ」で「てんきよほう」を見ると日本晴れ!のようですね。この秋晴れの下、子ども達は「げんき」に園庭で遊んでおります。タカシ先生も、この「ようき」に誘われてお庭に出てお友達が遊ぶ姿を目を細めてみておったのですが、今日はこんな光景が目にとまりました。

幼稚園には「かきのき」が一本植えてあり、今年はたわわに「かき」が実りました。柿の木の下で、猿蟹合戦の蟹のように恨めしく柿の実を見上げる年中男児。手が届きそうもない青空に映える柿の実を眺めているばかりです。周りのお友達は「警察ごっこをしているんだ!」と「いき」巻いておりますが、その中の1人はどうにも柿の実が「き」になる様子。

そんな姿を見てタカシ先生は、早速猿になり柿の実を枝と葉っぱを着けて「ポキっ」と取って上げ、先生に言ってお部屋に飾ってもらいなさい。と手渡しました。そんな事を予想だにしなかった年中男児は、「あきぞら」に負けるとも劣らない晴れやかな表情で担任に持っていき、かくして柿の実はお部屋に飾られる事になったのです。

すると当然それをみていた周りの子達も「私ももらえる?!」と言わんばかりにタカシ先生の太い両足に群がります。ま、そんなのは想定内の事ですので、年中さんのクラス分の柿の実を取って上げ、先生に飾ってもらうようにと、子どもに話して持っていかせてあげました。

こうなると、黙っていないのが年長児です。この「じき」のこの時間年長さんは、お部屋に入ってクラス活動をしていましたけれど、年中組に飾られている美味しそうな柿を発見するなり、どうして年長組さんにはないんだよぅ!!。と苦情を言いにくることでしょう。

そんなもんで、タカシ先生は他に、年長さん分の柿3つを枝と葉っぱをつけて「ぽきり」と折り、年長さんの下駄箱へ置いておきました。そんなタカシ先生を目にした年長担任、もらって良いんですか?!とクラスから顔をのぞかせます。保育の邪魔をしちゃったかなぁ...。と思いつつ、部屋に飾ってください。と話すと、ちょうど良かった!と満面の笑み。

頭に「?」マークを浮かべたまま年長さんのクラスをのぞくと、黒板には今日のひらがな「き」の練習中なのです。ひらがなの練習では、その日のひらがな1文字の言葉集めをしています。柿の「き」。早速、「この果物なーんだ?!」と本物の柿を年長児に見せながら問う担任の満面の笑みに返ってきた答えは・・・


みかんーーーーー!!



(ー。ー)



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柿の実が沢山なっています

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下駄箱の上に柿

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「みかん」では、ない・・・

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「きのこ」!

23日(月)の登園について

台風21号が接近しています。

台風の接近により、相馬市の公立小中学校は23日(月)休校の措置が執られるようです。

中村幼稚園では23日(月)、バスを運休し自由欠席日の措置を執る案内決定をしています。

保護者の皆様におかれましては、安全を第一に考え外出などは避け、極力登園も見合わせてくださいますようお願いいたします。

お店屋さんごっこ

※10/20更新には、「お店屋さんごっこ」の他に、「台風21号による措置について」がありますのでご覧下さい。

今日は、お店屋さんごっこ。皆さんから頂いた廃品を使って様々なものを作って、年長さんがお店屋さんに大変身するのです。今週に入ってからというもの。お友達は、まだかまだかと今日という日を楽しみにしていたのですよ。

そりゃそうでしょう。自分の好きな物を誰にも干渉されずに買い物出来るんですもの。皆さんも想像してみてご覧なさい。「お金に糸目は付けません。好きな物を自由に買ってきなさい」と言われたらきっとうれしさのあまりおしっこちびちゃうでしょう?そういうものですよ、お買い物というのは。

かくしてこのお店屋さんごっこ。保護者の皆様にも大人気で、「出来る事ならお店屋さんごっこの見学をしてみたい!!」というご意見もあったりするのですが、それじゃぁ子どもは楽しくありません。何せ少なからず「親の目」を気にしちゃいますからね。それに「黙っていよう、今日だけは黙っていよう。子どもに任せて・・・」と強く思っていても、買い物をする我が息子に熱い視線を送るあまり「わーったよ、ママに指輪でしょ?はいはい忖度しますよ・・・」なんて思われちゃぁ台無しです。

あれですよ、中には「ママには指輪をお願いね!」とか「ロボットは1つまで!」とか、大人の事情を子どもに言ってるママさんもいらっしゃるんじゃないですか?ここはあくまで自由に。ママにお土産の指輪がないときは潔く諦めパパにおねだりしなさい。さらに(年長は)お金が10個あるのにもかかわらず、品物が9個しか入っていない場合には、「あ〜うちの息子には既にママ以外に指輪をあげる人ができたのね・・・」と、子どもの成長を喜びたまえ。

と言う風に、やはり、誰にも何の気兼ねもなく、買い物袋を下げて「ルンルン♪」とお買い物出来るから、お店屋さんごっこは楽しいのであります。

皆さん、今日の買い物袋には何が入っていましたか?え?Macのポテトが4つも5つも入ってた?最高じゃぁないですか!みんなで夕飯でいただきましょう!!(^o^)

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「これくださーい♪」な年少さん

台風21号接近による措置をとります

台風21号の接近についての措置

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10/20 14:30追記

10/20 お昼12時前に更新、別に園児へもお手紙をしました。文中「雨はさほどでもない」旨記しましたが、そうでもないようですので、各ご家庭十分にご注意ください。
https://news.yahoo.co.jp/byline/sugieyuji/20171020-00077147/


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保護者各位
 取り急ぎご連絡いたします。
 予報では、週明け23日(月)午後に台風21号が相馬市に最も接近する予報となりました。
 雨はさほどではないようですが、台風の中心付近では風速35mの強風が吹いています。幼稚園開園中に近づき午後3時頃に最接近する予報です。
 つきましては、強風によるバス運行の安全を考慮し、平成29年10月23日(月)を自由欠席日といたします。送迎出来るご家庭のみ安全を優先して登園してください。
 尚、欠席をしても欠席扱いにはなりません。

   記
台風21号による措置
1.平成29年10月23日(月)を自由欠席日とし、バスを運休する。
2.午後3時に最も接近する予報の為、どんぐりくらぶを利用されている方はお仕事等に都合を付けて頂き、どんぐりくらぶを利用しないでもいいようにご協力ください。
3.送迎で登園する方は、お弁当を持ってきてください。
4.欠席の電話連絡は必要ありません。
5.状況によっては、緊急連絡網が回ることがありますので、役員、保護者ともご準備ください。

備考 台風接近によっても、天候が荒れない場合もありますが、その場合も上記の措置を継続します。安全第一と月曜朝の混乱を招かないための措置ですので、その場合はご了承ください。

以上


上記本日お手紙を持たせます。お友達などへもご連絡ください。

募金活動

この度中村幼稚園では、9月上旬に発生したメキシコ大地震について募金活動を行います。
在園児には本日、募金活動の趣旨のお手紙を持たせましたので、何卒皆様方の温かな善意を寄せてくださいますよう、よろしくお願いいたします。

また、卒園生など幼稚園に募金に来られない方は、相馬市内の下記の場所へ募金箱が設置されておりますので、ご協力下さいますようよろしくお願いいたします。

【メキシコ大地震募金箱設置場所】
(1)相馬市役所本庁舎1階 市民課カウンター
(2)図書館
(3)千客万来館(中央公民館)
(4)各地区公民館(東部、大野、飯豊、八幡、山上、日立木、磯部、玉野)
(5)伝承鎮魂祈念館
(6)総合福祉センター はまなす館
(7)保健センター
(8)愛育園
(9)老人憩いの家
(10)相馬光陽パークゴルフ場
(11)相馬光陽サッカー場
(12)松川浦パークゴルフ場
(13)公立相馬総合病院
(14)LVMH子どもアート・メゾン
(15)相馬商工会議所
(16)道の駅そうま

ドンドン

只今、今週の園長便りを書いていたのですが、記事にする本の中に「自然・五感・ことば」という章がありました。その章を要約すると、「戸外に出ると様々な言葉を引き出すチャンスがある。暑い。寒い。黒い。白い。ふわふわ。ざらざら等。『風が気持ちが良いなぁ』なんていうフレーズが、子どもの口から自然と出るようになったら、それは五感を言葉で表現する力がついてきた証拠。子どもが経験したことが言葉になり、いずれ親もビックリすることになるでしょう。」

この章を読んで、昨年の夏タカシ先生は親として4歳の息子にビックリさせられた事を思い出しました。

その日は、暑い日でした。夕方近くになっても気温は下がらずお日様はギラギラと私と息子を照らしています。2人で知り合いのお宅にお出かけしたのですが、到着してもあまりの暑さに息子は車から降りようとはしませんでした。ちょっとしたお届け物でしたので、息子をクーラーの効いた車に残し届け物を済ますと、知り合いは律儀にも玄関を出て私達を見送ってくれたのです。

そんなご丁寧なお見送りに、息子を車の中から挨拶させるなんて失礼なことは出来ません。私は息子に車から降りて挨拶するように促しました。すると息子は空を見上げてこう言ったのです。

「お父さん、今日は太陽がドンドンと暑いから出たくないんだよ。」と。

すかさず空を見上げると、太陽が西に傾きはじめ真オレンジ色をして、私達の周りを熱気で包んでいました。確かにその西に傾き始めた真オレンジの太陽は大きく、タカシ親父が感じた「ジリジリ」というよりは「ドンドン」という風に見えます。

「我が息子ながら、良い表現をするなぁ。」と関心しつつも、車のドアをあけ「ドンドンと暑いお日様の下で挨拶をしなさい。」と言ったのですが、息子はガンとして車から降りようとはせず、タカシ親父は知り合いに「申し訳ない」と頭を下げて、ドンドンと2人を照らすお日様と、知人にお見送りされ帰途につくのでありました。

息子が五感に優れているなんて全く思いもしませんが、ふとした時の子どもの表情や表現に、皆さんもビックリした経験ありませんか?