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あかちゃん [日記]

幼稚園に赤ちゃんが来ました!
元教員が新年度修了のご挨拶に生後7ヶ月の赤ちゃんと一緒にやってきたのです。ついこの間、卒園生が巣立っていって、こちらの教員も出産を機に、中村幼稚園を巣立って行ったのに、こうして子どもを連れて幼稚園に来てくれるのは、園長としてとても嬉しい事です。

そういや、今年は春にも夏にもこう言った写真がありましたね。そうそう、ついこの間も、日誌にも記さず写真も撮りませんでしたが、約10年前に宮城県に嫁いて行った元教員も第2子の赤ちゃん抱いて、ひょいと幼稚園にやってきました。こちらの赤ちゃん、タカシ先生がヒョイと抱っこしようものなら、大泣きの大騒ぎで元教員が「この子人見知りするんですぅ〜」と、バツの悪そうな顔をしていたっけ。だから写真撮れなかったのーー!

そして今日の赤ちゃんは・・・?

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大泣きはしないものの、何か・・・・困ってる?
でも、タカシ先生の差し出す人差し指を「むぎゅ」と握りしっかりとカメラ目線なのでありました。

年度納めの直前に、こうして元教員があかちゃんを連れてやってきて抱っこさせてもらえるタカシ先生、シアワセ♪

卒園式と地震 [日記]

皆さんこんにちは。今日から幼稚園は春休みですね。天気も良くて、風も強くて花粉がバンバン飛んでいます。タカシ先生はティッシュを手放せずにいます。

さて、昨日は令和5年度の卒園式でした。天気にも恵まれ、中村幼稚園を巣立っていく年長さんが、いつもとは違っってお淑やかに登園しましたよ!タカシ先生ももれなく、一張羅を着て登園です。頭にはマジックで使う魔法のシルクハットではなく、本物のシルクハットをかぶっての参上。そんな「いで立ち」のタカシ先生をみて、年長さんも保護者の皆様も、「何かでますか?」なんて聞いていくもんだから、タカシ先生は「今日は涙と鼻水しか出ない」とか言っているのです。

かくして、厳粛に行われた第93回の卒園式。みな本当に立派に成長しました。タカシ先生は
は、お免状を渡しながらみんなが入園したての頃や、1人で砂遊びをしていたあの日。新緑に包まれた中かけっこをしていたあの日。秋色に染まる園庭で鼓笛隊の練習をしていたあの日。雪の積もった園庭で雪だるまを作っていたあの日、1日1日を思い出していました。

毎年毎年卒園児を送り出しますが、今年の卒園式も日本一だと自負しております。年長さん。年長さんの保護者の皆様、ご卒園おめでとうございました!

と、安堵し寝ついたところで、緊急地震速報が鳴るんだもんなぁ。そういや2022年3月16日震度6強の地震も卒園式終了後の23時でしたね。んもぅ〜嫌だなぁ。

いつもどおり [日記]

今日で13年目ですね。干支を一周したので、ちょっと記しましょうか。
いままで12回あった3月11日の日記を見返すと、あの3.11には触れられていません。追悼とか、思いを寄せてとか、絆とか。TVでもこの日はいつも「あの日」に思いを馳せているのですが、3.11の幼稚園のブログではあの日に触れていません。

もちろんあの記憶を語り、教訓を後世に伝えていく使命はあるのだけれど、それもなんとなくわかるんだけど、あの日以降のあの月も、あの年も。その次の日も、3年後も、5年後も、そして今も「いつもどおりの幼稚園」を心がけてきました。

そして、その後12年の間に、震度6弱の地震を2回経験してきた我々は、日本でも類稀に見る地域となりました。1週間に2回も市内が水害に遭う経験もありました。災害の度に「被災地」となり、その度に水が止まり、その度に割れたガラスを拾い、その度に休園となり、その度に励ましの声をもらい、それでも地域の復興を願い水が回復しなくてもなるべく早く幼稚園を開け、子どもたちをいつも通りに預かってきました。

そこにはいつも教員の弛まぬ努力と、保護者の皆様の力強い支えがありましたね。卒園して遠方に引っ越された方が来園してくださったり、メールをくださったり。現役の保護者の皆様も自身が被災されながら、子どもたちをいつも通りに送り出してくださいました。

私が幼稚園に勤めるようになってから、20数年になります。その頃は、「宮城県沖地震が高確率で来る」ということと、「幼稚園に勤める前に勤めていた会社で阪神淡路大震災の三宮周辺の被災地を実際に見てきた経験」から、家族全員参加型の大規模災害お迎え訓練を毎年1回行うようにしました。お迎えに来る時の保護者身元確認のカードの導入も、多分福島県では一番早い導入だと思います。

いつも通りではあるのだけれど、万が一に備えて幼稚園を運営してきました。天気予報や地震情報に毎日敏感になってしまったのは、きっとこの12年の生活のせいでしょう。

12年前の「いつもどおり」と12年間の「いつもどおり」がちょっと変わっちゃったんだけど、12年間もそんな生活をしていると、それが「いつもどおり」となり、習慣化してしまいます。災害には慣れたくないんだけれど、コレからくる災害に向けて、準備してかなければなりませんね。

だって、3.11は宮城県沖地震とは違う地震だって言うんですもの。

皆様も、幼稚園までのお迎えの経路方法、備蓄、車のガソリン等々、今日だけは少し意識しておきましょうね。

ギョロギョロ [日記]

あっという間に3月も中旬。3月に入って、年少さん、年少々さんの保護者の皆様に幼稚園をお掃除していただいたり寄せ植えをお願いしたり。今週は、年長さんのお別れ会が行われたり。そして日々、卒園式の練習が行われ、昨日はリハーサルをしたりと、あっという間に3月2週目が終わろうとしています。いよいよ令和5年度もカウントダウンに入りましたね。

そんな慌ただしい年度末なのに、今週は2回も積雪がありました。バスを止めるほどの雪ではないし、梅が咲く頃はこうした雪が降ることが珍しくないので驚きもしないのですが、週に2回となると「バスを止めなきゃないか。その案内はどうしようか。そもそもどれだけ降るのだ?大雪とは言ってなかったよな…」と、気が気じゃないタカシ先生なのです。

そんな気が気じゃない中で行われたお別れ会。そこでは恒例のタカシ先生のマジックが行われたのであります。例に漏れずその前夜。タカシ先生は魔法の国に赴いて、マジックの練習をしてきたのです。そこでは、まず最初にこれだな。コレをきっかけに、コレをやってみよう。次はコレだ、お花が咲くマジックをして、新学期に備えよう。そうそう、幼稚園の思い出を振り返ることもやらねば。魔法の袋から万国旗を出してみせるのはどうだ?年少さんの声かけには、小さな万国旗を出してみせ「まだまだだな」とか言っちゃったりして。あとはあれだ、朝ごはんを食べてくるように、ひよこに卵を家族分出してもらったり。そうそう、塗り絵が好きだったお友達のために自由画帳を使ったやつもやらねば。締めはやっぱり、あれだな動くやつ2つ。

とほくそ笑んで練習をし、さらには準備万端で挑んだのであります。

さて、どんなマジックショーが行われたのかは、ぜひお友達に聞いてくださいね。ほんと、最後の2つなんかは、お友達の目ん玉が飛び出すぐらい盛り上がっちゃって、タカシ先生のおっきな目もさらにおっきくなって「ぎょろぎょろ」しちゃったんだから(笑)

あー面白かった。