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その後 [日記]

おはようございます。タカシです。

今週は、年中年長ともにサッカー大会が行われました。幼稚園の園庭には常時サッカーゴールが設置されており、秋の運動会、体育フェスティバルの時に、年長組さん全員がボールをもらえるので、いつでもどこでもサッカーができる環境が整っています。

サッカーに力を入れている幼稚園なのか。と問われると、そうではありません。他のスポーツに真剣に取り組んでいるタカシ先生の視点からすると、サッカーはなんというか言葉を選ばなければ「単純」なのです。
ボールを蹴ってゴールに入れる。そのルールが幼児期にとっては解りやすく、また集団で遊べる上に、視覚的にも子どもにとっては取り組みやすいのです。もちろん、年齢が上がるにつれ、戦術や技術。テクニックやチームワークが必要になり、観客を釘付けにするサッカーではありますが、幼児期のサッカーはそういうものがなくても、こちらの目が釘付けになるほど「解りやすい」のです。ですから言葉を選ばなければ「単純」という言葉が当てはまるのです。

一方、タカシ先生が嗜む「剣道」を見てごらんなさい。初めて見る方は、「黒づくめの稽古着袴に面を着け、表情が見えない上に、奇声を上げて一体何をしているのか?竹刀の動きが早すぎてなにがなんだかわからん。しかも勝っても喜んではいけない。応援だって原則拍手のみで声援は基本禁止。なんかへーんなの」と思われることでしょう。しかし、その複雑さゆえにハマると抜けられないのが剣道なのです。ちなみに、ただいま春季剣道人募集中ですので、進学する年長児や、進級する、現年中児年少児は、是非タカシ先生と奇声を上げて竹刀を振り回しましょう。

閑話休題

そんなサッカーですが、大会前に盛り上がるのは必然的なものがありますね。しかし、中村幼稚園の子ども達は違います。昨日サッカー大会を終えた年長児。昨日の朝までは決まったメンバーでサッカーボールを追いかけ遊んでいる姿でしたが、今朝はそうではないのです。
昨日までサッカー遊びに入っていなかったお友達が数人、ごく自然にサッカーのチームに混ざりボールを蹴っています。チーム分けもなんとなく無言のルールはあるようで、本当に自然です。これが、普段サッカーを「やらされている」ならばこうはいかないでしょう。

元来幼稚園というのは、「遊びを通して活動し成長する場」なのです。ですから、「英語をやってます!」という幼稚園があるとしてもそこは「英語遊びですから」となります。それが「遊びになっていない。遊んでいる風」ということは誰もが承知するところ、だと思います。

子ども達のが自ら学ぶというのは、このようなことではなく、今朝のサッカー遊びに見られるような「人との繋がり」や「気持ちの意思疎通」でしょう。興味のあることが自由にできたり、はたまたそれとは逆に、自由にやめたり。そ面白ければ長続きし、さらに複雑に展開されるだろうし、飽きればいつでもやめちゃう。アッチへ行ったり、コッチへ来たり、ういうことができるのが本当の「遊び」なのです。。

では、タカシ先生が教えている剣道教室はどうなんだ?と聞かれれば、幼児期から低学年のそれは「遊び」ですよ。気になる方は見に来てみてくださいね。