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クワガタ

朝の自由時間、年長児が園庭いっぱいに散らばって遊んでいます。タカシ先生は、朝の立哨活動の傍、園庭で遊ぶ年長児に目を配っているのですが、そのタカシ先生の存在はあまり必要のないのが今年の年長児です。タカシ先生がいようがいまいが、思い思いに遊び、自分のすきなところで幼稚園を満喫しているのです。タカシ先生は、その年長児の姿を見ているのが大好きなのです。

そんなタカシ先生の元へ年長男児がダッシュでかけてきました。タカシ先生のところへ形相を変えてかけてくるなんてことは今年初かもしれません。かけてくる年長児のあまりの目の飛び出ようにタカシ先生も「なんだなんだ?!」と視線を落としてみると、男の子は小さな手をタカシ先生に差し出し「ク、クワガタみっけた。あそこ!あそこで!!」って目は飛びだずは、鼻息は荒いは、手は震えるは、その興奮の度合いはすでにレッドゾーンです。

そんなつままれたクワガタ(コクワガタ)を見てタカシ先生も「ぬぉ!コクワじゃないか?!これは虫かごにいれなきゃな!!」と右往左往しながら、虫かごを探そうと踵を返すと、ある男の子が「俺、虫かごあっとこしってっぞ!!」なんて、クラスに駆けていきました。待つこと数分。その男の子が持ってきた虫かごの中にはすでに砂が敷かれ、木の枝も入れられ、さらにクワガタ用ゼリーが入っておるのです。「あ゛?」と思って虫かごを覗いてみると、そこには既にメスのコクワガタが入れられ飼育されておったのです。

オスメスのつがいになったコクワガタに年長男児はさらに大興奮。「オスとメスそろったぁ!!」なんてさらに鼻血を出す勢いで興奮し、それを聞きつけた同級生が「どれどれ、俺にもみせてくれぇ〜!!!!」と虫かごを取り囲むのでありました。

こうして子ども自身が、オスメスのクワガタがゲットできる幼稚園なんて、そんじょそこらにあるもんじゃありません。
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シャボン玉

♪しゃ〜ぼんだぁまぁとんだぁ〜、♪やぁ〜ねぇまぁでぇ〜とんだぁ〜♪っと。

こんにちはタカシ先生です。今日は、年少さんがシャボン玉遊びをしております。昨日まではあいにくの天気でしたが、雨の合間の青空は空気中のチリが流し落とされて、さらに冒険の森も木々からマイナスイオンが降り注ぎ、幼稚園は清々しい空気に包まれます。そんな中のシャボン玉遊び。ただでさえ綺麗なシャボン玉が、さらにキラキラと輝いているのですから、年少さんも夢中にならない訳がありません。

タカシ先生も事務所前にふわふわと飛んでくるシャボン玉をみて「あっ!シャボン玉だ!」とカメラを手にしイソイソと園庭に向かうのであります。

新緑と青空のもと、冒険の森の前で「ふーふー」とストローを吹いているお友達。手にはシャボン玉液を入れたプリンカップ。お家でもシャボン玉遊びをすると思いますが、きっと保護者の皆様は、こぼれるシャボン玉液がもったいなくて「ほら、こぼれる!」とか「あ、服が汚れちゃう」とか、シャボン玉をして遊ぶのか、注意されるためにシャボン玉をしているのかわからなくなっちゃいますが、幼稚園のそれは純粋にシャボン玉遊び。

あっちの方では、シャボン玉液をこぼし、こっちの方では「服についちゃったぁ」なんて子ども達の声。そんな年少さんがポツポツ見られる中で大半の年少さんが「ふーふー」とストローをふいているのです。ですから園庭いっぱいにシャボン玉が舞い上がっていきます

そんな風景を収めようとタカシ先生も年少さんの方に向かうのでありますが、タカシ先生が赴くと「あー?!タカシ先生がきたぁ〜。みてみてシャボン玉ぁ〜」なんつって、しゃがんでカメラを構えるタカシ先生の顔面めがけて「ふーーーーー」なのです。

今年のシャボン玉は出来が良く、ストローから連射されるシャボン玉がタカシ先生の顔面に「バシバシバシバシバシ・・・・!」っとスマホの連写機能のようにバーストされるのであります。「ちょちょちょちょちょっと待たれぃ!!」と言ってもお構いなしでシャボン玉のバースト。タカシ先生のおでこ(どこまでがおでこかは不明でありますが)が、さらに輝く事態となってしまうのです。

昨年度配布した今年度入園希望者の幼稚園パンフレットには、そのシャボン玉遊びの良い風景が表紙を飾ったのでありますが、このような事態でありますので、今回は昨年ほどのいい写真が撮れずじまいなのでありました。次回のシャッターチャンスを期待しよーっと。