SSブログ

破壊力 [日記]

しわすでごわす。あっという間に2学期が終わりそうです。書くことが沢山あった12月なのに、何も書かず仕舞いで店じまいになっちゃいそう。

この12月を思い返すと、月初は2回目となるお遊戯会の舞台踏み。フレスコキクチさんからの贈呈式。これはブログに書いた。その週週末には幼稚園3大行事のお遊戯会。これもまたよかった。そして翌週末はお餅つき。こちら、前日の役員さんとの準備で大爆笑の巻。その翌日は年中さん保護者の皆様にご協力いただいた奉仕作業。こちら、タカシ先生のご挨拶しどろもどろ。そして今日、年長女児からの一言に、タカシドキッ♡この2週間本当にいろいろなことがあって、ネタには困らない月だったのに。・・・。

みなさんは何を聞きたいですかね。

やっぱし今日のことでしょうか。タカシドキッ♡

さて、週末に年中さんの保護者の皆様にご協力いただいた奉仕作業。昨年からコロナのために中止にしていましたが、今回は皆さまにご協力をいただき、ススを払ったり、窓を拭いていただいたり、床を拭いていただいたり。タカシ先生はお父様方と外の側溝の砂揚げをしたのですが、1年半分の砂が側溝に溜まっており、皆で一生懸命に砂揚げだったのです。本当に沢山の保護者の皆様に来ていただき、あっという間に終わったのですが、それもそのはず。本当は冒険の森も掃除がてら点検してもらおうと思っていたのですが、珍しくうっすらと積雪。前日は雨。ということもあり、冒険の森の掃除は行わず仕舞いでした。

そんなこともあり、今日はタカシ先生は一人冒険の森に入っておりました。一通り見渡すと、一部手すりが腐食しており、倒れています。「あちゃ〜」これは撤去だな。と、金槌やペンチを持ってえっさほいさと力仕事をしておりました。

しばらくすると、上の園庭からは賑やかな声が。クラス保育を終え自由遊びになっったようです。冒険の森から園庭を見上げると、年少さんが砂場のおもちゃをもってウロウロ。冒険の森にいるタカシ先生には気付いていません。

そんな賑やかな子ども達の声を浴びながらえっさほいさと作業をしていると、「あ〜!タカシ先生が冒険の森にいるよ!」と年長女児の声が聞こえました。「どこどこ?」「あの赤いジャンバー!あそこあそこ!」なんて女の子が数人タカシ先生を見下ろします。

「おーい、タカシ先生何してるのぉ〜?」という問いかけに、ちょっとお疲れ気味のタカシ先生は、返事をせず軽く手を振ってあげました。すると、ジャニーズをみたティーンガールのように「うきゃーー!手を振ったぁ〜!!」なんて大騒ぎ。そんな女児に内心「何を言っておるんじゃい」と少し冷ややかに作業を始めると。次に飛んできた声は・・・

「タカシ先生すきーーーー♪」

これにはタカシ先生反応せざる終えません。女の子を見上げ、少しカッコつけて両手で手を振ってあげました。するとたむろしてタカシ先生を見下ろしている女の子軍団は「私も好きーー♪」「私の方が好きーー♫」「私が1ばーん♬」なんて盛り上がりなのです。そんな女の子軍団を見上げ、「ちょ、まれよ(訳:ちょっと、待てよ」と心の中でキムタクのように呟き、まんざらでもない気持ちで作業を再開すると「スキーーー」の合唱の中にとてつもないバズーカが紛れ聞こえてきました。

「タカシ先生♪愛してるぅ〜〜〜♡」

いままでキャッキャ♪キャッキャ♪と「スキ、好き、すき」を連発していた女の子軍団。誰かが放ったその強烈な一言を聞くなり「何言ってんの?」と一気に冷めてしまい、さらに全員が黙って教室へ戻っていくのでありました。

「愛してるぅ〜〜〜♡」は、タカシ先生にもお友達にも破壊力抜群だったみたいです。

フレスコキクチ! [日記]

この度、相馬市に本店があり福島県相双地区はもちろん、宮城県県南に幅広くスーパーマーケットを展開する「フレスコキクチ」様から、なんと!中村幼稚園に「跳ね上げ式画用紙乾燥棚」を助成していただきました!しかも、今日の贈呈式には、社長直々にお越しくださって目録を頂戴するという・・・。今日はその贈呈式。いつもはジャージ姿ででヌボーッとしているタカシ先生でありますが、今日は、ジャケットに着られてお登りさんのいで立ちで贈呈式に臨んだのであります。

幼稚園や学校の教具は、思いの外高額で、必要なんだけど、なくてもなんとかなってしまう。でも、あれば保育がスムーズに進み便利。というもので、なかなか手が出なかった跳ね上げ式画用紙乾燥棚。クラスで、水彩画なんかを描いた時には、床においたり、ロッカーの上に重ねたり。絵具が垂れない場合は、洗濯ロープの洗濯バサミに挟んでみたりと、先生方も苦労しておりました。この時期は、おりからの北風でクラスを開けた途端に飛ばされるなんて事もあったのですが、今回助成いただいた乾燥棚のおかげでこれらの不便が一掃されます。

とういうわけで、みなさま、今まで同様スーパーキクチをよろしくお願いいたします。

タカシ先生、実はスーパーキクチエピソードがありまして、いつだったかの大晦日。妻が焼き豆腐を探しに探していたのですが、いく先々で売り切れだったのにもかかわらず、フレスコキクチ本店にはしっかりと陳列されており、エラク感動し「さすが!フレスコ!!」と満面の笑みで帰宅したことがあります。また、タカシ先生は、フレスコキクチ山元店の大きくてふっわふわアジフライの隠れファンであります。なぜ山元店なのかというと、仙台方面の帰りに寄るのです。あー!その事、社長に伝えればよかった!!

疑問の深まり [日記]

秋の爽やかな日が続いていたというのに、12月に入った途端に冬の嵐になり、相馬市の山間部でもうっすらと雪化粧をしているという寒い12月の幕開けになりました。それだのに、朝の自由時間の年長児ときたら体操着への着替えを半袖で済ましてしまい「ぅぇぇ〜ぃ!!」なんつてお庭に駆け出てくるんですよ。ですからタカシ先生に「長袖着てらっしゃい!(めっ!)」なんて言われ「ちぇぇ〜タカシ先生は、ぬボーッと立ってるから寒いんだい。おらっちは駆け回るから体が暑くてしょうがねーんだい!」なんて思っているかどうかはわかりませんが「へーい」なんつて、クラスへ戻り長袖体操着を小脇に抱えて園庭に駆けて出直してくるのです。ふむふむ、なんだか「少年」って感じがしてなかなか良い。と、タカシ先生は着膨れながら登園するお友達に視線をもどすのであります。

そんな視線の先に、年長児の双子の男の子が目に止まりました。彼らはウンチングスタイルをバッチリ決め込み、椿の木の下でなにやら探し物をしています。そう、この時期、椿の木の下には椿の実が落ちているのでそれを探しているのです。それは今日だけではありません。11月後半から彼らは事あるごとに椿の木の下にしゃがみ込み、時には手のひらいっぱいの椿の実を拾い集めてご満悦。そして「前の幼稚園にはこんなのなかったしぃ〜!中村幼稚園って最高だよ!」なんてとてもいい表情と良い表現で宝物を探し、ゲットした宝物をタカシ先生に見せてくれるのです。

そして今日も彼らはいつも通り宝物を探しているのですが、ふとした疑問が湧いたようです。「先生、これって椿の実だよね。この中って何が入っているの?」と。そんな疑問にタカシ先生は「それは実は椿の種なんだよ。中には芽が出るように胚と胚乳が入ってて、土に埋めると芽が出て・・・」なんて言いません。一緒になって「何が入っているんだろうね。中に何が入っているのか割って見てみたら?」って提案してみると、「そうだね!」といって、砂の上で椿の実をガシガシ踏み始めました。

踏んでも踏んでも固い椿の実の殻は割れず、椿の実が砂に埋もれているだけなので、そこはタカシ先生「こっちの固いコンクリートの上で踏んでごらんよ」と。すると実をピンと人差し指で弾いて移動させ、改めて踏むのですが、今度は靴のクッションと非力な踏み方に椿の殻は一向に割れる気配がありません。「割れないなぁ」なんて言っていた彼らがどうするのか見ていると、今度は椿の実を指でつまみコンクリートに「ガリガリ」と擦り付けます。擦り付けては確認し、確認しては擦り付け。そんなことをしていると、固い殻が次第に削れ薄くなっていきます。数回そんなことをしているうちに「お!?中身が見えてきたぞ!」なんて目を輝かせ「これなら割れる!」と一気にガシッと踏みつけました。

椿の実の固い殻は見事に砕け、中からは薄緑色の胚乳が姿を表しましたが、それは押しつぶされぺったんこに。それを見た男の子の反応ときたら「おぉ!!椿の実の中には、黄緑色の粘土が入ってるんだ!!初めて知った!」って。そして「他の実も同じなのかな?」とさらに疑問が膨らみ「先生、もう1個。もう1個椿の実ない?一緒に探してよ!」なんて今度は比較の準備に入るのでした。

かくして、今朝のタカシ先生は彼らと共に、椿の木の下でウンチングスタイルをバッチリ決め込み、一緒になって椿の実を探すのでありました。疑問→予想→実験・工夫→検証→比較→検証→答え。彼らは大きくなったら科学者になりそうだな。

くぅ〜ウンチングスタイルしてないで写真撮ればよかったぁ・・。