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初めてのお弁当

今日から幼稚園ではお弁当が始まりました。

保護者の皆様の幼稚園選びの重要ポイントの1つに「お弁当ナシ」とか「お弁当は週に数回」といった項目があるのは重々承知の上、中村幼稚園では「完全お弁当」なのです。「給食がないから中村幼稚園を選ばない」といった声も聞こえてきておりますが、「完全お弁当」なのです。そう、「完全お弁当」

そりゃ、お弁当を毎日作るのは大変です。毎年年度末に行っている、年中さんへの「食に関するアンケート」でも、「週に1回でも良いから給食があると良い」という回答が毎年あります。しかし一方で「何とかなるものです!」とか「お弁当を初めて完食してきた日が忘れられない!」とか「おかずを一緒に考えられコミュニケーションが取れる!」とか、その大変さに反して「お弁当は大変だけれど、よかった!」という声も多々あるのであります。中には「毎日お弁当だから、安心」「お弁当だから中村幼稚園」といったご意見がある年もあるのですよ。

そしてですねぇ、なによりも子どものこういう笑顔を見られるのもお弁当ならでは(^o^)
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万が一今日この日が給食であったならば、このお友達のこの満足そうな笑顔はないのであります。この年少さんのこの満足そうな笑顔は、いくら給食が美味しくったって出てこないと思います。

これからお弁当づくりの大変な日が続きます。あまり気合いを入れすぎずに、肩の力を抜いて普通のお弁当を持たせてあげてくださいね。

それにしても、この三角おむすび、美味しそうだなぁ・・・。

お手伝い

入園して1週間。新入児のお友達にとっては、まさしく「世界が広がった」1週間だったことでしょう。対して保護者の皆様も「うちの子大丈夫みたい!」とか「やっぱり泣いちゃったかぁ・・・」と、胸をなで下ろしたり、逆にますます不安になったりと、気が気じゃない1週間だった事と思います。何はともあれ、人生初、社会に出る第一歩を踏み出した記念の1週間だったのは違いありません。

さて、タカシ先生も正門で新年度を迎えているのでありますが、この時期はどうしても「新入児」特に年少さんの話題になりがちですので、今年は年長さんのお話をしましょうね。

今日は、天気も良く幼稚園の桜も満開なのです。お花見をしたいような陽気に、お友達も元気に園庭に駆け出てきました。タカシ先生はそんな年長児の姿を見越していて、正門前に大きなたらいと子ども用のじょうろを出しておきました。もちろんたらいには水を張ってです。

幼稚園の園庭には、綺麗なビオラと、年長さんが去年植えたチューリップのプランターが置かれてあります。チューリップは3,4輪花を咲かせ始め、ビオラももちろんわさわさと咲いておるのです。そんなプランターに年長さんには「水やり」のお手伝いを頼んだのであります。

「おーい、年長さんの女の子ー、お水やり手伝ってくりーーーー!」と声を掛けると来ました来ました、年長女児が遊ぶのもそっちのけで「なになになになになになに?????」と。そして、「やるやるやるやるやるやるやるぅ〜〜〜」と早速水を張ったたらいにじょうろを入れ「ちべたーーーーい!」なんて良いながら、せっせと水やりなのです。

水をやりながら「綺麗な花だね」とか「チューリップはまだ咲かないなぁ」とか「男の子じゃなくて今日は女の子の日!」とか「こっちは沢山あげたったから、あっちね」とか「桜の木にはあげないの?」とか「じょうろが小さいから何回もいかなくっちゃ!」とか「タカシ先生水がすくなーーーい!」、そりゃもぅ、あんたよくもそんなに色んな事が堰を切ったように出てきますね的なお姉さんなのです。

しばらくして、たらいの水がなくなるのと同時に「お集まりですよ〜!」なんて担任から声がかかります。それと同時に「もう一つ手伝ってくり」なんて、帰りの時間に年少さんが座る椅子並べをお願いすると「はいはーい!」なんつって、お集まりそっちのけで綺麗に年少さんの椅子約40脚をあっという間に並べ「終わりましたーーー!」なんつって。「タカシ先生が1つも運ばずに終わってしまった。年長さんに手伝ってもらって助かっちゃった、ラッキー♪」なんていうと「ウフフ♪」なんてほくそ笑んで、クラスへダッシュして帰って行くのでありました。

まだ1週間しか経っていないのにこの年長さんぶりときたら大したものです。「果たしてこれが男児だったら、というか、年長に進級した、うちのどら息子だったらこうも素直に手伝ってくれたのだろうか・・・。」と、素敵な年長女児の姿をみてまじまじと思うのでありました。

月曜日、天気が良かったら全く同じ事を、男の子に頼んでみようっと・・・。

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平成29年度 第87回入園式

タイトルを書いていて「87回目の入園式なのかぁ〜」と、午後の春雨の中しみじみと珈琲を頂いているタカシ先生です、本日はおめでとうございます。

真新しい制服に〝着られている入園児〟のお友達と同じく、タカシ先生も、モーニングに着られて、さらにシルクハットをかぶり、準備万端お出迎えです。

さぁ、正門から続々と登園してきたお友達。んもぅ〜♡ちっちゃいのなんのって♡うちの子もこんなにちっちゃかったんだっけ?と、目をこすって見直すくらい小さなお友達が、お父さん、お母さんに手を引かれて登園してきました。正門前での記念撮影もそこそこに広い園庭に駈けていくお友達もいれば、ちょっと涙目のお友達。意気揚々と「ぉはよーざいまーっす!」って挨拶をしてくれるお友達もいれば、保護者の手を離せないお友達もおりますねー。そんな、かわゆすなお友達に、シルクハットをかぶり、モーニングを着た、黒づくめの上に、こんな厳ついおっさんが「ざーっす!!」なんて挨拶しておるんだもの、昨日書いた通りまさしく新入園児のお友達には「タカシ悪魔」に見えたに違いありません。

それでもね、体験入園の時にしっかり「この先生はタカシ先生ですよ。今日はこれだけ覚えて帰りなさい」なんて教えてもらったり、クラス発表の保護者会では「『タカシ先生は怖くないよって』って子どもに言っておいてくださいね!」という保護者の皆様へのお願いよよく聞いてくださっていた模様で、タカシ悪魔の顔をみて涙ぐむお友達はいませんでしたが、「この人、この前の人?」みたいな表情でタカシ先生の前を通り過ぎるお友達は、沢山いたのでありました。

さて、今日の入園式では、保護者の皆様と一緒に登園してきたので、なんら問題なく登園出来たと思いますが、明日からはお友達はお父さんお母さんとさよならしなければなりません。ここで大切なのは、保護者の皆様の引き際ですね。自分のお子さんを信じて、そして幼稚園の先生を信頼して「頑張っていってらっしゃーい!」って送り出してあげてくださいね。

以前、前の園長の美佐子園長が新年度のバスに乗車し、年少組の男の子が「いぎだぐなーーーーーい!」って、〝高価〟な園長先生の眼鏡を吹っ飛ばし、フレームを曲げた事件がありましたが、そんな男の子でも、幼稚園に来てしまえば良い子にしていますし、今では、そんな事件が笑い話になるくらい自慢の中学生に育っていますので、どんな姿でも元気に送り出し、元気にお迎えしてあげてくださいね。明日は、親の力の見せ所ですよ!

平成29年度

タカシ先生です、ごぶさた。

本日平成29年度の始業式が行われました。少し小さくなった制服に、真新しいクラスバッチを付けるとあら不思議。魔法がかかったかのように一丁前の年長さん、年中さんに大変身です。ついこの間までは年中さん、年少さんだったのにさ・・・。

ぞくぞくと登園する進級児にタカシ先生は、いつもと同じように正門にでて「おはよー!」なんつって朝のご挨拶です。今日は年少さんがお休みなので優しい優しい年少組の担任が真新しいバッチをみて「○君はあっちねぇ〜」「△ちゃんはあっちですよー」なんてタカシ先生の挨拶をくぐり抜けたお友がクラスを間違わないように親切丁寧に誘導しているのであります。

そんな年少担任をみて「ちっ、自分が進級したことをすっかり忘れていて、昨年の教室に入っていき『あっしまったこっちじゃないや(ポリポリ)』なんていう子どもの姿をめざとくキャッチしブログのネタにしようと思っていたのに・・・。」などと、親指の爪を噛みながら冷たい視線を送っているにもかかわらず、そんな冷たい視線をマリア様のような温かな対応で溶かしてしまう年少担任。

ふっふっふ、そうしていられるのも今日までだぞ、明日からは身体が2つも3つも欲しくなるくらいとんでもない日々が待っておるのだ、「わーっはっっはっっは!!」とマントを広げ、冒険の森に帰っていく悪魔タカシなのでありました。

さて、登園が終わるとホールで始業式です。悪魔タカシは、今日は手品こそ見せませんが進級児のお友達に新年度のご挨拶をし、パンパかパーンと平成29年度の幕を明けたのです。進級児はみんな新入園児のちっちゃなお友達が幼稚園に来るのを楽しみにしていましたよ。年少少さんで入園した年少さん残留組も年少さんらしからぬ貫禄をもって始業式に参加しておりました。

さぁ、明日は入園式。ちっちゃなお友達が元気に幼稚園に登園するのを心待ちにしていまーっす!