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ピストル [日記]

今日タカシ先生は、腰に小袋を下げて園庭に出ていました。小袋の中には、運動会用のピストルと雷管が入っています。そんな風ですので、お友達は皆「なにこれなにこれ?」とタカシ先生の腰袋の中に手を突っ込もうとするのです。しかしそこには、大切なピストルと危険な雷管が。ですので、「これ、ここに手を入れてはならぬ」とお友達の頭上から小さなお友達をギロリと睨むのであります。

ほどなくして、年少々さんと年少さんが、可愛らしく園庭の真ん中に並びます。向こう側には先生がゴールテープを持って待ち構え、その向こうには担任が両手を広げて待っています。

タカシ先生は、ゴールテープとお友達のちょうど真ん中、つまり園庭のど真ん中に立ち「今日はバーンって鳴らしちゃうもんね。バーーーンて鳴ったら先生のところまで走っていってね。んじゃ、始めちゃうよ。ひこーきぶーーーーっん」なんつって51歳らしからぬ裏声で両手を広げ「ぶーーーん」なんつってやっておるのです。

51歳のおっさんがやっているのですから、もちろん2歳3歳のお友達も・・・と思うでしょう?(チッチッチ)「飛行機ぶーーーん」なんてやっているのはほんの数人のお友達と、51歳のおっさん。その様子を画像で言うなら、孤独のグルメの主人公井之頭五郎が「腹が減った…。ぽっぽっぽぉ〜〜ぉぉぉん」と引の画になる感じ。そんなんですから、51歳のおっさんタカシ先生は、園庭の中央で独りいたたまれなくなって、すぐに「気をつけピッ!よーいばーーーん」と少し早めにピストルを鳴らすのです。

急に鳴ったピストルの音に、年少さんも年少々さんもゴールに向かって一目散にかけていきます。可愛いお尻をフリフリして。その愛らしい姿に、51歳のおっさんは、「うむうむ、元気いっぱいでよろしい」と目を細めるのであります。

さて次のお友達の番。で、気づいたことが・・・。一番端に立っている女の子。両手の人差し指を唇にあて、少し上目遣いでタカシ先生を見ています。そこにはしっかり気づく51歳です。ただのおっさんではないのです。お友達に寄り「ちょっとこわい?」と聞いてみると、小さく小さくうなづきます。そうだろうそうだろう、とタカシ先生はその女の子に「向こうまで離れてあげるから大丈夫だよ」と声をかけ、ゴールテープの近くまで下がり「ぅわぁ〜遠くなっちゃった、飛行機ぶーーーん」と今度は、幼稚園の中央ではなく。ゴールテープを持つ先生の前で「飛行機ぶーん。よーいどん!」なのです。ですので、その女の子も、他のお友達同様。元気いっぱいゴールまでかけていくのでした。よしよし。

園庭のど真ん中で独り飛行機ブーンも恥ずかしいけど、か弱い担任の真ん前で飛行機ブーンも結構恥ずかしいものがあるな。




GW明け [日記]

みなさんこんにちは、タカシです。
GWはみなさんいかがお過ごしでしたか?今年は前半3日、後半4日と幼稚園や学校は「大型」のお休みにはなりませんでしたが、それでも中日の登園日には、お仕事をお休みされたお父様がお迎えにこられたり、私用でお休みされたご家庭もあったりして、GWを満喫していたようですね。

かくいうタカシ先生は、毎年恒例の新潟の叔父の家に顔をだし、仏壇の鐘「鈴(りん)」を息子と「ちんちーん」と鳴らして祖父母の位牌に手を合わせてまいりました。毎年恒例とはいえ、このコロナ禍で一昨年までは行くに行けずの社会情勢。コロナが5類に移行した昨年から再開し、今年も行ってきたのであります。

娘がばぶちゃんだった頃に訪れたきり、その後行けず仕舞いになってしまった為、毎年撮ってきた「はとこ」同士の集合写真。途中経過がないのが残念なのですが、昨年今年と撮影しましたが皆大きくなっちゃって。1年に1回しか会わないはとこ同士ではありますが、今年も仲良く遊んでおりました。が、昨年のGW同様。女子が多いはとこの為、中1の息子は今年も1人疎外されすこぶる暇そうでありました。

さて、昨年は帰途についたその直後の石川県珠洲市の震度6強の緊急地震速報に直面したのでありますが、今年の帰りはそれがなかったものの「地震に気をつけなはれー!」と、10歳年下で消防士のタカシ先生の従兄弟が注意喚起してくれたのあります。彼は3.11時には、宮城県に災害復旧に来、今年の元旦の石川輪島の地震でも駆けつけたとか。消防士の「地震に気をつけなはれー」の言葉には、普通の人が言うそれとは少し重みが違いますな。

と言うことで、GW明け。幼稚園には元気にお友達が登園し、「なんで鯉のぼりがないのーー!!」と年少さんに責められつつ、タカシ先生と一緒に元気に幼稚園生活を楽しんでいます。


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