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子どもの姿

令和3年度入園希望者の幼稚園見学も佳境に入ってきました。毎日未来の中村幼稚園っ子が、幼稚園の様子や現役の中村幼稚園っ子の生の姿を参観していきます。今年も「自慢の」年長組さんの姿に目をまん丸にされたり、年少さんの可愛さの目が細まっている見学者の皆様です。

さて、そんな「自慢の」年長組さんですが、本当に自慢な年長さんなのです。

最近の年長さんは、リレーの練習に余念がありません。年長さんともなれば、勝ち負けの概念を理解し、勝てば嬉しい。負ければ悔しい。という、心の動きが出てくるものです。ですから、クラスのみんなと力を合わせてバトンをつなぐ「クラス対抗リレー」には、並々ならぬ思いがあるのです。最近になって、気候も秋らしくなり毎日のようにリレーの練習をしているのですが、それ以外にも練習する姿が見られます。それは、朝の自由時間。

タカシ先生が正門で登園してくるお友達にご挨拶をしていると、早くに登園してきた年長さんの女の子がかけてきて「タカシ先生、お願いがあるの。白い線引いてくれない?」って。「何をするの?」と聞き返すと「リレーの練習!」というのです。ですからタカシ先生は、「リレーの練習かぁ…。それじゃぁ、バトンが必要なんじゃない?!」って聞き返すと、自分の両手をパーにして見つめ「忘れた!!」と、踵を返して教室へ駆け戻っていきます。そんな女の子の背中をみながら、ちょっと正門を留守にし、タカシ先生は女の子の背中を追いかけてライン引きを持ってくるのです。

女の子がクラスからバトンを持ってくるのと、タカシ先生がライン引きを持ってくる姿を見つけた他のお友達。自然とスタートの位置、つまりバトンの受け渡しの位置に集まってきて「まーぜーて!」ってチームを作り始めます。そんな事をしている間にタカシ先生は「はいはい、どいたどいたー!!」とライン引きで円周を引き、ぐるっと回ってくる頃にはチームもでき、よーいドン!なんつって、リレーの練習が始まるのです。

つづく