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経験

今週からかけっこの練習が始まりました。暑い日が続きましたので、なるべく炎天下にならないよう午前中の早い時間に行い、終わったらプールに直行!というルーティンです。

さて、今年はコロナの為に「春の親子運動会」が開催できませんでした。それでも先生方は子ども達に「1学期のその時期に経験させておかなければならない!」と、園庭ではかけっこ遊びなどを取り入れていました。それらの様子は、HPのお庭の写真に掲載しています。毎年の恒例行事を、縮小もしくは中止という形にせざるを得ないのは仕方がないのですが、やはり幼稚園行事と言うものはお友達を成長させます。練習だって「本番」があるからこそ気持ちが入る、というのは、大人も子どもも一緒です。

でも、1学期に経験していないものがありました。それは、スタートのピストル。しかも、これからのかけっこは全園児円周を走るのです。スタートの位置から第1コーナーを攻め、第2コーナーで転ばないように注意をし、バックストレートでスピードにのり、第3コーナーを回ればゴールはすぐそこ。このように円周を走ると言うのは、スタートの位置からゴールテープが見えないので結構難しい。さらに、ピストルの合図で走り始めるのですから、難しさに拍車をかけているのです。ですから、1学期の親子運動会でのスタートピストルの経験は非常に大きい。

その経験をせずにいた年少さん。タカシ先生がスターターの位置につき、ピストルを青空高く上げ「よーーーーい!」といったところで誰も「よーい」の格好をしてくれません。タカシ先生が大袈裟に右手を前にだし、左手を後ろに引いてお手本を見せても「なんじゃそりゃ・・・」とか「走る前にその『よーい』の格好をする意味が解らん」みたいな冷たい目線をタカシ先生に向けるのです。この光景、例年だったら春の親子運動会の光景なんだけどなー(T_T)

ということで、やはり子ども達の経験というものは本当に大切なのであります。