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鬼は外

今日から2月。今週に入ってから寒いのなんのって・・・。正門の番人のタカシ先生の心が折れちゃいそうになるほど寒い日が続いています。でも、まだそれはいい方でしょう。日本海側では、災害と呼べるくらいの大雪に見舞われているようです。雪が少ない、というか「ない」相馬ですが、雪深い地域の幼稚園では一体どん園生活をしているのか、興味津々なタカシ先生です。

さて、雪深くても雪深くなくても、あさっては豆まき。そして明明後日は「立春」です。「暦の上では春ですが、春はまだまだ遠いですね」なんていう気象予報士のお姉さんが決まり文句のように言うのが目に浮かびますが、2月に入れば豆まきをするのが日本の習わしなのであります。

そして、今タカシ先生の目の前には頂き物の「福豆」があり、その袋の後ろには、豆まきの由来が書いてあります。どれどれ・・・
「宇多天皇の昔、鞍馬山の奥の僧正谷という所に住んでいた鬼神が、都に乱入しようとしたので、三石三斗も豆を煎って、鬼の目をつぶして災厄をのがれたと云う事がはじまりであるといわれています。」ほうほう、豆まきとはこういうものなのですね。ところで、相馬には「宇多川」とい川がありますね。宇多天皇となにか関係あるのかしら?

閑話休題。で、豆まきですよ。中村幼稚園の豆まきは、鬼の面をかぶっていなくても鬼に見えるタカシ先生に向けて、お友達が豆をぶつけるんじゃなくて、お友達の心に住む泣き虫鬼や、意地悪鬼に先生が豆をぶつけて追い出すという豆まき。元来、豆まきは一家の主の務めです。子どものご機嫌をとって鬼の面をかぶり、ここぞとばかりに思い切り豆をぶつけられててはいけませんよ、お父さん。

ここは1つ、改まって福豆を神前にお供えし、家族そろって頭を垂れ、「よぅ〜っし、お父さんが豆を蒔くから、お前達は自分の歳の数だけ豆を拾うんだぞ!ん?そう言えば、オヌシ(奥様)はいくつ豆を拾うんだ?なに?23個?今年はオヌシの嘘つき鬼を追い出してやるっ!覚悟せいっ!ぬぉにわぁ〜外!ふくわぁ〜うち!!」と、声高らかに、そして大胆に豆まきをしてみましょう(・∀・)

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幼稚園では、ピチピチの鬼が待ちかまえています。

2/1の放射線量

9:00前後の園庭の放射線量

●地上高約70cm:0.119マイクロシーベルト/時
◆タカシ先生のズボンポケットの高さ。
 測定器をラップに包んで、1分30秒放置後の数値の園庭10地点の平均。

■孫(ソン)さんカウンター
●地上高7cm:0.1846マイクロシーベルト/時
◆測定方法 リード冷凍保存バックに入れ園庭10地点30秒ごと3回計測の数値の平均。

※10カ所中1カ所アイスバーン

◆園庭中央
●地上高70cm:0.12
●地上高7cm:0.167 0.227 0.155(孫さんカウンターで、30秒ごと3回計測の数値)
※10カ所中1カ所アイスバーン