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素敵な先輩 [日記]

みなさんこんにちは。今日の午前中、タカシ先生は幼稚園の粗大ゴミを捨てにKトラを走らせていました。市から指定された処分場に持ち込み、言われるがままに作業をしていると、事務の方から「領収証の宛名は如何いたしますか?」と言われました。「えっと、中村幼稚園でお願いします」と言いながら、壊れた椅子やらオーディオデッキやら壊れた本棚などを下ろしロープをたぐっていました。

「では、また事務所の前にお越し下さい。空の車の重量をまた測りますね」といわれたので「あいあーい」とKトラを移動し、重量を測ってもらって事務所で精算するために玄関を入りました。

中には、女性が3人いることはすぐに分かりましたが、あまり気にせず財布をだしていると少し奥のデスクの女性がこんな歌を口ずさんだのです・・・
「ほーらね、ごーらんよ。」

すると、続いて領収証を出してくれた受付の女性も
「あーさーひがのぼっる♪」

財布に手をかけていたタカシ先生は当然のように「なんでしってんの?!!」と目元を事務所内に移しました。歳の頃、タカシ先生ぐらい。いやもう少し上でしょうか。きっとお子さんが中村幼稚園卒園だったのかな、と咄嗟に判断し「どの卒園生の親なのだ???」と、頭をフル回転させていると、今度は2人揃って・・・

「私たちが卒園生です!」というではありませんか!
お二方とも中村幼稚園卒の大先輩。一人の方は、きっと中村幼稚園が駅前にあった頃の卒園生でしょう。もうお一方は、「山の方の今の園舎に移ったばかりの幼稚園でした。」ということなので、きっと、現園舎の1回生の卒園生かもしれませんね。

そんなもんで支払いをしながら、「昔は黄色い肩下げの通園バックだった」とか「お弁当はアルミ製で冬はストーブの上で温めてた」とか「肝油がすごく楽しみだった!」などなど、幼稚園の記憶がみるみるよみがえり、「小学校のことは覚えていないんですけど、幼稚園の事って鮮明に覚えているんです!もちろん、園歌は全部歌えます!」とのこと。

タカシ先生も、「私の祖母が園長だったころですね。」とか「私は美佐子園長の息子なんです」などなど、今の幼稚園のことを少しお話しさせていただき、少しほんわかした気持ちで帰途につくのでした。

約50年前に卒園した大先輩。幼稚園の園歌を今でもフルコーラスで歌えるなんて、素敵な先輩ですね!