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おばあちゃん、ごめんね。 [日記]

10月に入り過ごしやすい日になってきました。秋晴れの園庭では子ども達が元気に遊んでいますよ。タカシ先生も例に漏れず園庭に出て子ども達の遊びを見ています。砂場で遊んだり、追いかけっこをしたり。年少さんもボール遊びが始まって快活になってきました。

タカシ先生が園庭をうろうろしていると、崖の下の方に行って遊ぶお友達。少し人の目を避けられる、言ってみれば「秘密基地」のような「トトロ」でメイちゃんが走り抜ける森のトンネルのような、そんな場所へ向かうお友達。流石にタカシ先生はサツキのようにトンネルを縮こまって歩くことができないので、追いかけるサツキのようにはいかないのですが、別の方から出口の方へ向かって崖を下りていきます。

すると、お友達の頭の上には立派な「アケビ」が実っていました。植えたものではないので「天然もの」「おぉ!秋の味覚!」と、茂みを少し探してみると、立派なアケビが房になって実っていました。

お友達にも「ほら!アケビが成っているよ!」とちょっとテンション上げ目に言ってみたものの「アケビってなに?」みたいな、すっとんきょうな眼差しでタカシ先生を見返すのです。そりゃそうか、タカシ先生だってアケビを食することなんてないもんな。と思いながら、写真を撮るのでした。

そういや、タカシ少年だった時代。おばあちゃんに、「これはアケビって言うんだ。タカシ、スプーンですくって食べてごらん」と満面の笑みでアケビを食べさせられたのだけれどその一口にタカシ少年は「種しかないじゃん!」と憤慨した記憶が・・・。あの時のばーちゃんは、きっと今のタカシ先生のような小躍りする心境で「アケビ見つけた!!」といって採ってきたに違いない。今だったら、その気持ちを汲んで、嘘でも「ばーちゃん、甘くて美味しいね(種が多いけど)」と言っただろうに。おばあちゃん、ごめんね。

というわけで、幼稚園に来たらどこにアケビが成っているのか探してみてくださいね。天然のアケビが実っている幼稚園なんて、そうそうあるもんじゃありませんからね。食べなくてもいいですよ(笑)

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反対から先回りしたら、戻って行っっちゃった。

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その頭上には、立派なアケビ

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こちらは食べごろかな