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機密 [日記]

さて、万国旗揚げた園庭にお友達が登園してきましたよ!正門を潜ると目線は秋空に染まる園庭を見上げます。お友達は、タカシ先生の予想通り、目をまん丸にして万国旗を見上げ「わぁ!」って感嘆の声を上げます。

年長さんよ年中さんのほとんどは、万国旗の経験がすでにありますので、「そうだ!体育フェスティバルが近いからだね!」なんて事をお友達と語りながら、クラスへ向かいますが、年少さんは初めての万国旗。ですので、正門に陣取るタカシ先生に「なにこれー?!」と不思議そうに聞いてくるのです。

タカシ先生は聞かれるたびに「これはね、『はた』なんだよ。みんなはどのはたが好きかな?」とか「なにいろのはたがすき?」とか色々と話題を振ってみるのです。すると年少さんは「あの旗がいいな!」とか「先生!ピンクの旗がいい!!」「そういやぁ、ピンクの旗はないねぇ」なんて、テラスに座って国旗談議を進めます。

そんな国旗談議の時に、年少さんはふと疑問に思ったのでしょう。「タカシ先生?これどうやったの(どうやって揚げたの)?」と聞いてくるのです。すかさずタカシ先生はこう答えます。

「それはね・・・ヒ・ミ・ツ♪」って。
するとお友達から返ってきた応えは・・・

「機密かぁ・・・」

いやいやいや、それほどの重要な事項ではないんだが・・・「ヒミツ♪ね。秘密」と何度言っても「機密ね。機密」と。その舌っ足らずさがなんとも可愛くて。でも、機密ではないので、タカシ先生も「ひよこのヒ。ひまわりのヒ。ヒミツ♪」と何度もゆっくり大きく口を動かして、やっとお友達も「ヒミツね。ひみつ♪」と納得してくれたのでした。

こんな風にタカシ先生に聞いてくれるのも、万国旗を揚げた翌日だけ。こういう時間をとっても大切にしたいなぁ。と、秋空にはためく万国旗を見上げるタカシ先生なのでした。

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万国旗の下で、朝の自由遊び。この時間、最高。しかもリレーの自主練習。