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出前講座 [日記]

本日タカシ先生は、午後から中村第一中学校に赴き、本当に「先生」をしてまいりました。何の先生かというと、言わずと知れた幼稚園の先生です。

相馬市内の中学校で行われている授業の一環で、職場体験というものがあります。コロナ前ですと、生徒が幼稚園にやってきて幼稚園教諭の仕事を体験していくのですが、コロナ禍ですから今年は、こちらが出向いて出前講座をするというわけです。そこで、タカシ先生が教壇に立ったというわけ。

中村一中の生徒20数名が着席している教室に入ると・・・なんか見たことある眼差しがタカシ先生を迎え入れてくれます。そこに座ってタカシ先生を見ているのは卒園生!!約半分。10年ぶりの再会です。

幼稚園の時は、あんなに小さくて紺色のぶかぶかなブレザーに身を包んでいたというのに、立派な中学生になって制服を着てこちらを見ています。こんな時代ですので、皆マスク着用。表情が全然わからないので、始まる前に一瞬マスクを取ってもらいました。すると、あの時のまんまの笑顔でこちらを見てくれています。

かくして、タカシ先生の授業が始まったのですが、これまた苦労しました。生徒の表情が全く見えず、こちらのいうことが伝わっているのかどうか。
「幼稚園ってどんなところ?」
「幼稚園の先生って何をしているの?」
と、大きく2つに分けて話をしたのですが、わかってもらえたかしかね。何よりも伝えたかったのは、幼稚園は子どもが自らたくさん遊ぶところ。そこにいろいろな学びがあるんだよ。それが、幼稚園の教育の基本だよ。ってところなんだけど。

話す側も、聞く側も、表情ってとても大切だと実感した、出前講座でした。しかし、タカシ先生が母校の教壇に立つなんて、中学生だったころは想像だにしなかったなー。