SSブログ

節分 [日記]

今日は節分。各ご家庭では、今日の夕飯後「ぬぉにわぁ〜そとっ!ふくぅわぁうちっ!!」と豆まきをなさるご家庭もあるかもしれませんね。そして、毎年書くのですが全国津々浦々の幼稚園でも今日は豆まきが行われ、うら若き新人の先生が真っ赤な全身タイツを着せられ、とらの模様の鬼のパンツと、お面をさせられ、子ども達に元気に「鬼はー外!」と豆をぶつけられ幼稚園教諭としての試練を与えられうことでしょう。あーお気の毒。
中には、園長先生が剣道具をつけ正しく面をかぶって竹刀を持ち鬼に扮するところもあるようですが、ただでさえ怖い顔のタカシ先生が剣道具をつけて鬼に扮したら、子ども達は卒園まで寄ってこなくなっちゃいます。

そしてですね、元来豆を撒くのは年男年女、もしくは一家の主人ですよ。子どもに豆を撒かせて家督のお父さんが「わちゃちゃ」なんてやっていてはいけません。やはりここは家督であるおじいさん、もしくはお父さんが声高らかに「お前のゲームやめない鬼を退治してやる!」とか「あなたのおねぼうさん鬼をおいだしてやる!」とか「泣き虫鬼はいねぇがぁ〜」と、子どもの心の中の鬼を退治して欲しいものです。

そういうことで中村幼稚園では、クラスの主人「担任」が、クラスのお友達がもっといい子になるように、お友達の心の鬼を退治すべく可愛い鬼たちに豆をぶつけてあげるのでした。

というのが、昨日の出来事です。

さて、節分の豆まきも今年からは全国で様変わりしそうです。というのも消費者庁からこんなチラシが舞い込んだのです。
(別添㈪)食品による子どもの窒息・誤嚥チラシ.pdf

今年の1月までは3歳以下にとられていた、ナッツ類の誤嚥防止策。先月からは5歳以下に引き上げられました。幼稚園ではお弁当の際、(咀嚼しやすいように)隠し包丁や、プチトマトなどは丸ごと入れない。また、蒟蒻ゼリーは禁止。としていますが、ここに来て「ピーナツを食べさせないで」ときたもんで、急遽幼稚園でも先週のうちに保護者の皆様にチラシを印刷し配布したところ。幼稚園では昔から撒いた豆は子どもに子どもに拾ってもらい内緒でポイ。そして袋詰めのピーナツを「自宅で」食べてもらうようにしていましたが、家でも食べさせないでとご案内せざるを得ない事態に。

豆まきについては、ご家庭の判断ですが、こういうご時世ですので食べさせない方がよいかと。それでもにうちの子は「もらった豆を撒かなきゃならない!食べなきゃもったいない!」と言って聞かないので、1日早く昨夜居間の戸を開け、まさしく鬼がおうちに入ってこないよう「鬼はぁ〜外!」と声高らかに幼稚園からもらってきたピーナツを外に向かって投げ、拾って食べることがないように工夫しました。

そんな工夫した豆まきで年少の娘が「外に落ちた豆はどうなるの?」とつぶらな瞳で聞いてくるもんで、タカシパパは「きっとアリさんが食べてくれるよ」とホンワカ答えてあげたのですが、「冬は寒いからアリなんていないし…(ボソッ)」とタカシパパに厳しく返すのでありました。

子育てって難しいわ。

030201.jpeg
鬼はぁ外!って外でやってるので、「鬼はぁ、子どもの外!!」