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響く男 [日記]

最近、タカシ先生の足元ではある年少さんの男の子がいつもいつも「ウロウロ」としています。

朝の登園時間、正門前に陣取っていても、お友達は朝のお仕事を終え、スモックにお着替えをしてタカシ先生の足元をウロウロ。ちょっと舌ったらずの言葉遣いで
「たかちてんて、なにち(し)てんの?」
「たかちてんて、くも(雲)か(が)あるね」
「たかちてんて、ワンツスリ、ビビビ(手品のマネ)」
「たかちてんて・・・」
「たかちてんて・・・」

なにも、禿げた厳ついおっさんに付き纏うよりも、優しくて可愛い先生の近くにいた方が良いと思うのですが、世の中怖いもの見たさという事もありますから、人の嗜好というものはわからないのです。

帰りの時間もそうです。たかちてんては、みんなのお名前を呼んだり、バスに乗る順番を確認したり。そんな風ですが、今日はお迎えのお友達の保護者の方がちょっと遅れる予定でしたので、たかちてんてはそのお友達と一緒に事務所の前に座ってお迎えに来るのを待っていました。そこへ、「みーつけた!」とばかりにその男の子がやってきてまた始まるのです。

「たかちてんて、きょうはね・・・」
「たかちてんて、なにち(し)てるの?」
「たかちてんて、ばすはまた(だ)たね」
「たかちてんて・・・」
「たかちてんて・・・」

そんなお友達の質問にいちいち大真面目に答えてあげると、ホント「満足ーーー!!」といった表情で「かっかっか」と身体をしならせて笑っておるのです。そんな様子をみて、今度はたかちてんてがこの年少さんに質問してみました。

「○くん。○くんは、たかちてんての事が大好きでしょう?どうして大好きなの?」と。すると即答で返ってきた答えが・・・・

「響くから(かっかっか^_^)」

ひ、ひ、ひびく。たかちてんてはそんなに響かないと思うけど、そのお友達にとってタカシ先生は「響く男」らしいです。お友達には響いちゃうか、まいったなぁ。