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成長 [日記]

今週はひどく暑い1週間で、熱中症アラートが発令された日もありました。ですので担任には「朝のお庭遊びもほどほどに、プール遊びをさせなさい。私もプールに出向くから」と、タカシ先生も園庭ではなくプールに赴き、お友達がお庭遊びに代わりにプール遊びをしている中に入っているのでありんす。

さて、ついこの間内科検診を行いました。園医の先生が聴診器をお友達の胸と背中に当て、お友達の鼓動を慎重に聞いてくれました。園医の先生は、タカシ先生に少し似て一瞬「ちょっと怖いかな・・・」と思ってしまうのですが、診療着はあんぱんマンですし、お友達の背中から聴診器を外すと少し笑顔になって人差し指と中指の2本でお友達の背中をポンとさすり「よしっ!」と、本当に柔和な表情になるので、「本当に子どもが好きなんだなぁ」とその仕草で思ってしまう、あたたかな園医先生です。

さて、内科検診では、園医先生の指示で子どもたちの発達曲線を作っています。健康診断前に測った身長体重を元に、タカシ先生が作っているのです。ですのでタカシ先生は、一人一人のそのグラフを園医先生と一緒に見ながら内科検診が進んでいくのですが、園医先生の一言がタカシ先生の胸を貫くのです。

「タカシ先生、中村幼稚園の子って、目立った肥満がいないですよね。年少の頃肥満気味かな?と思っていた子も、正常値になっていく。やっぱり子どもは身体を使って遊ぶことですね。目立った肥満は中村幼稚園では考えられませんね。食生活は家庭が基本ですから、なかなか難しい問題ですけどね。」と。

タカシ先生も毎年グラフを作っていて同じことを思っていました。お腹がぷっくりでた幼児体型そのものの年少さん。お家で過ごすことが多かったのでしょう。そして、それが普通の生活ですが、中村幼稚園に入ると、体重は在園期間で正常値に下がり、身長は伸びていく。さらに、痩せ気味だったお友達も正常値に上がっていくのです。

在園期間の園児のデータがそれを正確に物語っています。もちろん、子どもの発達には個人差がありますので、全員がそれに当てはまると言うことはないのですが、往々にして中村幼稚園の子ども達の発達は、園医先生の太鼓判つきなのです。

園医先生はメスじゃなく、言葉でタカシ先生の心を貫く素敵な先生なんです。

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年少の時、肥満に該当してたお友達が、正常値に近づいていますね!(ちなみに、保育所からの転園児)

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年少時、痩せ気味一歩手前のお友達の体重も増えています。

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年中で肥満気味に行く!とフェイントをかけて、正常値になってしまうという離れ業。