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お弁当 [日記]

はい、こんにちは。タカシ先生です。昨日からお弁当が始まりました。皆さん幼稚園での初めてのお弁当いかがでしたか?「作るのが大変」・・・。ですよねぇ〜。その大変さは、タカシ先生もよくわかります。なぜって、タカシ先生も娘が生まる前1ヶ月間。当時年中組の息子のお弁当を作っていましたので。それが、これから毎日となると、それはそれは大変です。

そんな親の苦労をよそにお弁当を持ってきたお友達は、ルンルン♪初めてカバンにお弁当を入れて登園した日は「おもい、おもい」とカバンを背負っておじいさんのように背中を曲げて登園するのです。その重さは、お弁当のそれなんだけれど、きっとお弁当を作ってくれた親の愛情の重さでもあるでしょう。

さて、先日インターネットを覗いているとこんな記事がでていました。URLを控えていなかったので、出典が定かではないのですが、「わがままな子にしないためには、子どもの望んでいる食事を出す。」というもの。タカシ先生は、思わず膝を叩きました。

子どもは食べる事が大好きです。ですから、食事の時間は楽しい方がいいのです。「今日のご飯なんだろう」「お腹がペコペコだから美味しいね」等々。そこでお弁当です。子どもの嗜好をよく把握している保護者の皆さんが作ってくれたお弁当。何気なく作っていても「これは食べるかな?」とか「今日はこれでいいかな?」とか「全部たべてくれるかしら?」時には「今日の冷蔵庫には何もない!やっつけお弁当だけど、はい持ってってーー!」と様々な親の思いが詰まっています。そしてお弁当の回数が増えれば増えるほど「明日のお弁当は何をいれようか?」とか「今日はお弁当ぜんぶたべてきたのね!」とか子どもとのコミュニケーションが増えていくでしょう。

そんな中で子どもがこう言うわけです。「アンパンマンポテトを入れて!」「ミートボールがいいな」「デザートはイチゴね!」などと。ここで「子どもの望んでいるものを出す」と言うフレーズです。親としては、「好きなものばかり食べないように」とか「嫌いなものにも挑戦しないと!」とか。中には、「小学校の給食で困らないように」と、ずーーっと先のことを考えて「今」が見えていない場合があります。それは、一見子どもの為を思っているようで、全くつまらない食事にしてしまいがち。無理に、そして親以外の大人に嫌いなものを食べさせられる食事は、食事自体を嫌いにしてしまいます。

今の時期のお弁当は、食べ切れるサイズと量で、子ども達の大好きなものを詰めてあげてください。とはいっても、ご家庭でだされるいつもの食事の延長位のつもりで、そして少しずつ量を変えたり、中身を子どもと相談したり。時には残してくるのを覚悟して嫌いなものを入れてみたり。あまりがんばりすぎないお弁当にしてくださいね。その記事にもこうも書いてありました。「長続きさせるためには、気合を入れすぎない」

ちなみに、うちの息子は5年になりますが、今でも絶対にトマトを食べません。それでも、学校給食で困ったとは言わないし、健康そのものです。幼児の味覚は、敏感であるけれど、まだまだ未発達な部分もあるのです。親以外の他人から何がなんでも食べさせられるという食育は、子どもにとって苦痛以外のなにものでもないのです。


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何歳でも、隣の人のお弁当の中身は気になるもの(^^)