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やってきました

やってきました、毎年この時期になると現れる年長児のこの言葉「タカシ先生サッカーしようよ!」今年の年長男児ももれなく、サッカーボールを小脇に抱えて事務所に駆けてきて事務所のドアを開けるなりこういいます。そしてタカシ先生も毎年のように「いいよー、タカシ先生が行くまでシュートの練習してて!」なんて返せば、これまた毎年のように「やったぁ!シュートすっぺ!!」なんつってサッカーゴールに駆けていくのです。

こんな風にして始まるサッカー遊びなのですが、年長児といえどもタカシ先生に勝てるはずがありません。こう見えてもタカシ先生は高校の時には剣道部で稽古が始まる前に、道場でサッカーをして顧問の先生に大目玉を食らうほどのサッカー好きなのですから。

チナミニ、ちょっと長髪でおしゃれで女子高生の声援を浴びているサッカー部には絶対負けられないと、角刈りで学ランを着、女っ気なんて全くなく「インターハイ出場!!」って硬派を気取って頑張っていたのですが、インターハイ出場をあと一歩で逃してしまうのです。それに反してサッカー部はインターハイ出場を決め、更に全国3位になるという快挙を成し遂げ、更に今までの倍以上女子の黄色い声を浴びているのを、人差し指をくわえて見ているのでした。そんな風にサッカーにはいろんな意味で熱い思いがあるので、お友だちにサッカーでは絶対に負けないのです。

さて、年長さんのサッカーといえども、まだボールを真っ直ぐに蹴ることもままなりません。そんなもんで、ここ数日はタカシ先生がキーパーになり、シュートの練習です。ゴール前約3mの所に線をひいてのシュート練習。タカシ先生目がけて思い切りボールを蹴るのですが、なかなかゴールマウスの枠内に跳んできません。跳んできてもタカシ先生の鉄壁の守りに「ぐあぁぁぁ~、惜しかったぁ~」なんて頭を抱えてしゃがみ込みます。

でもさすが年長さん。しばらくするとなにやらお友だちと集まって作戦会議です。そしてお友だちがとった行動は、線に一列に並び「いっせーのーっせ!で蹴るぞ!」なんて、一気にボールを蹴飛ばす作戦に打って出たのであります。それもなかなか良い作戦ではありますが、やっぱりお友だちのボールはあっちゃこっちゃに飛んでいてしまいゴールにならないのです。

こりゃしばらくタカシvs年長組の試合は、おあずけだな(・∀・)