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豆まき [日記]

明日は節分。幼稚園では一足早く豆まきが行われました。

元来、豆を撒くのは、その家の家督や年男、年女。決して、子どもが偉そうに撒くものではありません。特に、一家の家督である親父に「日頃の恨み!」と言わんばかりに、ママと一緒になって「ぅおにぃわぁそとぉ〜!!!」等と豆をぶつけて玄関から追い出してしまうなんてことはあってはなりません。

っていう、豆まき本来のあり方を重視する中村幼稚園では、クラスの家督である担任の先生が、鬼のお面をかぶったお友達めがけて豆を撒きます。え?そこは「幼稚園の家督であるタカシ先生が撒くべきではないか?」って?そりゃそうですけど、タカシ先生はそこに立っているだけで鬼の形相でしょう?こんな形相で、「ぅおにはぁそぉ〜とぉ〜!!」と豆を撒き散らしたところで、「タカシ先生自身が鬼じゃわい」とか「(マジ怖えぇ〜)((((;゚Д゚)))))))」って、トラウマになってはいけません。ですから、タカシ先生は毎年節分では大人しくしておるのです。

さて、園庭には、いじわる鬼や、泣き虫鬼。寝坊助鬼や食いしん坊鬼がワンサカ。そんな可愛い鬼めがけて、担任が鬼退治です。「パラパラ」と豆が降る園庭を、お友達は「わーわーきゃーきゃー♪」言いながら逃げ惑います。そして、今年は年少さんは鬼の面だけじゃなく、鬼のパンツまで作ってそれを履いての豆まきで、そのキュートさにタカシ先生は悶絶してしまうのでした。

そして、明日の節分のニュースでは、どこかの幼稚園で新人の先生が真っ赤な全身タイツを着せられて鬼の面をかぶり、子ども達に「お庭ー外!」なんて全力で豆をぶつけられているところが、福島県下に放映されることでしょう。タカシ先生毎年この手のニュースを見るたび「お気の毒・・・」って思ってしまいます。