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1学期 [日記]

今日は令和3年度の1学期修了式です。明日から夏休み。このコロナ禍ではありますが、思い出に残る夏休みにしたいですね。そして、幼稚園では夏休みを前に、夏祭り&お泊まり会が行われました。
昨年は、コロナで中止せざるを得なかったお泊まり会。今年は、夏祭りは昨年同様年長さんのみの参加とする縮小開催でしたが、その後のお泊まり会は通常通りおこないました。年長さんは一足お先に夏の思い出が一つ出来上がりましたね!

さて、学期替りに残念ながら転勤なさるご家庭があります。本当なら卒園まで相馬で、そして中村幼稚園で元気に遊んでほしいところなのですが、お仕事ですから仕方ありませんね。そんな保護者の方からお手紙をいただきましたので紹介いたします。

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 短い間でしたが、大変お世話になりました。入園前、幼稚園に行きたがらない息子が、1日入園でタカシ先生のマジックを観てから気持ちに変化があり、その日から毎日「ワン・ツー・スリー・ビビビビビ〜〜!!」と「タカシ先生」というワードを覚えて嬉しそうに話すようになりました。おかげ様で、入園が楽しみになり、入園後も様々な不安はあったようですが、少しずつ慣れて楽しく過ごせるようになり、私も安心しました。
 息子はよく「タカシ先生が大丈夫?」と言ってくれたと声をかけてくれた事を喜んだり、「事務所で鼻をかんだ」などとその日の出来事を話していました。きっとタカシ先生にも大変お世話になっているのだなぁと感謝の気持ちでいっぱいです。
 運動会と保育参観は、息子の姿を見ることができ、皆と一緒に参加しているだけでとても感激しました。園での様子が観れるのはこんなに嬉しいものなのですね。コロナ禍で大変な中ではありますが、このような機会を作っていただき本当にありがとうございます。

 息子に引っ越しの話を初めて話した夜、息子は中村幼稚園に通えなくなることが一番ショックだったようで、最初は涙をポロポロ流しながら我慢していましたが、「泣いていいよ」と言うと私の胸でわんわん泣きました。それだけ中村幼稚園は大切な場所になっていたんだと改めて感じました。きっと安心して過ごすことのできる、温かい雰囲気が中村幼稚園にあるのだと思います。
 できることならずっと通い続けたかったのですが、悩んで悩んで家族で相馬を離れることに決めました。短い間でしたが、中村幼稚園に入園することができでとても幸せな時間を過ごすことができました。本当にどうもありがとうございました。

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 こんなに気持ちのこもったお手紙をいただくのは久しぶりです。中村幼稚園の本来の姿を、ご自身の子どもを通して感じてくださっている事に心から感謝いたします。
 子ども本来の姿を求める教育施設は少なくなりつつあります。保護者の手紙の中の一文にあります、「安心して過ごすことのできる、温かい雰囲気」という事が幼稚園では一番求められることなのです。そこをしっかりと感じてくださっていたことに、本当に感謝しています。こう言うことってなかなか言葉にしづらく、そしてまさしく中村幼稚園が求めている心の教育なのですが、この世の中、子どもの気持ちや発達をなおざりにし、目先の利にとらわれた施策が多いと感じます。

 子育ての集大成は、今、明日、来月、来年、ではなく、もっとずっと後。幼児期の子育ては、親子で触れ合いながら安心できる場所で伸び伸びと自分らしく、が最高だと思います。お手紙をくださったご家族が、新天地でも活躍される事を心から願っています。そして、いつでも中村幼稚園に帰って来て下さいね!!

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4/21 タカシ先生の魔法の人差し指を握りしめ「ビビビビビ〜」を肌で感じる転園生。きっと数年後には相馬に帰ってくるだろう、ビビビビビ〜!!