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ピストル [日記]

親子運動会に向けた練習が始まっています。先週末担任の先生から「タカシ先生、来週はヨーイドンのピストル、おねしゃーっす!」と頼まれたので、タカシ先生は「ふむふむ、今年のこの時期がやってきたか」と、ブランデーを傾けながらゴルゴ13のようにピストルをフキフキするのであります。

さて、そんな夜の顔を持ち合わせたタカシ先生ですが、お日様が登ると夜のそれとは別人のようにすこぶる快活に「おっはよー!」ってお友達を迎え入れます。朝の登園を終え、朝の自由時間を終え、お友達は各々クラスで朝の活動をし、タカシ先生は事務所でお仕事です。行事前には、いろいろな印刷物があって事務所のてんてこ舞い。ってこんな時に限って、プリンターが壊れちゃって、慌てて事務機屋さんへ電話をしているその最中に、かけっこが始まっちゃうのです。

年少々さんがの整列が終わる頃慌てて園庭に出、「今日は『ばぁ〜ん!』って鳴るからね。怖く無いかなぁ〜」なんて声をかけてからタカシ先生は所定の位置につくのですが、年少々さんは「『ばぁ〜ん」って一体何のこと?」とタカシ先生の気遣いが何のことやらと頭の上に?マークを出しています。

さらに、タカシ先生が「『よーい』はこうだかんね。」と右手右足を前に出し、よーいのポーズをして見せても、年少々さんは「なんじゃい。その情けない格好は‥‥」とでもいいたげに、タカシ先生を見るのです。

ま、年少々さんはそんなもんです。そんな視線に耐えつつタカシ先生は、冷静に引き金に人差し指を添え、静かにかつ大胆に引き金を引いたその瞬間っ!!!


「すかっ・・・」

不発。「わちゃちゃ、もう一回もう一回」といって、たまを詰め直しやり直してみたのですが、2回目も不発。3回目に音が鳴って。ようやく年少々さんのかけっこが始まるのでした。

年少々さんの視線、めっちゃ冷たかったわー。