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始業式 [日記]

あけましておめでとうございます。令和5年が明けて、お友達が元気に登園してきました。今日、正門をくぐるお友達の中には「あけましておめでとうございます」とご挨拶をしたり、年少さんも「ことしもよろしくね!」と愛らしい笑顔を見せてくれたりして、タカシ先生も心が暖かくなりました。そんな話を始業式にすると、帰りの挨拶でそのように挨拶をして帰宅の途につくお友達が数名いたりして、「子どもって、しっかり話を聞いているものだなぁ」と、寒風に晒されながらますます暖かくなるタカシ先生なのでした。

さて、始業式前の3連休は、成人の日でした。相馬市でも8日(日)に二十歳の集いが催されたようですね。皆さんにも、そんな時期がありましたねぇ。皆様には隠していましたが、タカシ先生にもハタチの頃があったんですよ。

ちょうどその日。タカシ先生は暇を持て余し、娘と一緒に園庭におりました。冬休みのあまりの出不精さに嫌気をさした娘が「幼稚園のお庭に行きたい!」と駄々をこねるので、娘に甘いタカシ親父は「しゃーねーなー」とお尻を掻きながら付き合ったのです。砂場で遊ぶ娘に、そんな娘を眺めるタカシ親父。「おとーさーん、アイスとケーキどっちがいい?」などと砂遊びをする娘に「お父さん、こんなに寒い時にアイス食べたらお腹痛くなっちゃうよ」とか「ケーキはクリスマスに食べたからいらない」などと、つっけんどんな返事をしていると・・・。

正門に向かって歩ってくる男女2人組。会話する声がかん高くタカシ先生はすぐに「保護者ではないな」という事に気づくと同時に、会話の内容が聞こえてきまました。

「冒険の森あるんだよ!冒険の森はまだあるのかなぁ・・・・」って、男子の声です。女子の方はあまり声が大きくなかったので、返事をしているのか、それとも頷いているのか。「きっと卒園生に違いない」と、正門に近づいてきたら幼稚園に入れてあげようと立ち上がり、正門に向かったのですが、そのカップルはどこかへ行ってしまい姿が見えません。

きっと、二十歳になり相馬に帰省したのでしょう。彼女か、はたまた旧友か。一緒に「歩いて」幼稚園までやってきて、昔の幼稚園の思い出を語っていたのでしょう。男子は自分の卒園幼稚園を意中の彼女に(?)紹介するためにちょっと声が上ずっており、かん高い声になったに違いありません。

そんな出来事があったとも知らずに、娘は「アイスとケーキが嫌ならプリンはどうですかぁ?」と、砂場のおもちゃにこんもりと砂を盛って、「はい召し上がれ♪」なんてとびきりの笑顔を見せてくれるのでした。

14年後、お前も誰かを連れて来るのか?おとーさんは、そんなの許さない。ゆるさないぞぅ〜!!

皆様、今年もよろしくお願いいたします。