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どうして・・・

幼児というものは、なぜに「どうして?」「どうして?」と問うのでありましょう。

今日の帰りの時間、タカシ先生はお友達と「しりとり」をして遊んでおりました。まだまだ語彙の少ないお友達のしりとりには、身近な動物の名前が出てくることが多いのはゴクゴク当たり前のことです。ゾウとかキツネとかパンダとかカラスとかカメ。まぁ動物だけじゃなくて食べ物やお菓子とか、子どもの身の回りにある物も結構でてきますね。

そんなタカシ先生には、超簡単なしりとりをしていると、ふと相手の年中さんがこんな事をいうのであります。「ディズニーランドのピノキオの鼻はどうして長くなったんだっけ?」って。タカシ先生は、ピノキオの話を知ってはいますが、「鼻が伸びたのは確か嘘をついたから」というあやふやな記憶しかもっていなかったのですが一応「嘘をついたからじゃなかったっけ?」ってお友達に返しました。

するとお友達は、「それじゃぁ、どうしてゾウの鼻は長いの?」と聞くのです。タカシ先生はその答えにどうも正確に答えられず適当に「鼻で水を吸うためじゃない?」と返すとお友達は、「鼻で水をすって何をするの?」というのです適当に答えてしまったタカシ先生はこれまた適当に「噴水にするんじゃない?」って返すと、「あぁ、なるほど。じゃぁキリンはどうして首が長いの?」と続けるのです。こちらの答えには少し自信があったので「高いところのえさを食べられるようにだよ。」と返すと、お友達、なんて返したと思います?

「タカシ先生!ゾウの鼻が長いのは、嘘をついたからだよ。キリンの首が長いのも嘘をついたから!」って言うのですよ。お友達、なぜそんな風に思ったのか解りますか?そうです!ピノキオの鼻が伸びたのは?

しりとりは最後の言葉に続けて次の語句を考えますが、このお友達は「長い」に共通点を見つけてその理由まで考えちゃったのでした。本当は、ゾウもキリンも嘘をついたから身体の一部が伸びちゃったのかもしれませんね。