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答え [日記]

ここ数日寒い日が続いています。冬はこうでなくっちゃいけないのですが、やっぱり凍みる寒さにお庭で遊ぶお友達もそんなに多くありません。って言うか、朝の早いうちはサスガにお庭で遊ぶお友達がおりません。タカシ先生は、毎日正門で登園してくるお友達を迎えています。寒くない時は、お庭で遊び始めるお友達とじゃれているのですが、お庭で遊ぶお友達がいないんですから、この寒い中ひとりぽっちで凍えているのであります。

それでもだんだんと日が昇り、少し暖かさを感じる頃になるとお友達が「タカシ先生お庭で遊んでいい?って聞きに来ます。そんなお友達にタカシ先生は・・・「自分で考えてごらん?」って返します。いやいや、寒くって機嫌が悪いわけではありませんよ。もぅ3学期、お友達に自分で判断してもらう時期です。この10ヶ月、沢山お庭で遊んできたお友達。どんな時はお庭で遊べて、どんなときに遊べないのかもう解っているはずです。

こんな風に返されるお友達。「今日は滑り台が濡れていないから遊んでいいな」って自分に言い聞かせて靴に履き替えるお友達。「今日は寒いからお部屋であそぼーっと」って教室に入るお友達。「う~ん、遊べるかなぁ?遊べないかなぁ?」って腕を組んで考え込むお友達。先にお庭で遊んでいるお友達を見て「お友達が遊んでるから遊べる!!」等々、自分なりの答えを出すその瞳はキラキラと輝いています。

そこに明確な答えは無いのですが、お友達はお友達なりに頭を使って考えています。そしてお友達が出した大切な答えに、タカシ先生は一切口をださず賛同します。「遊べない」って判断したお友達は、「そうだね~今日は寒いもんね~、タカシ先生なんて凍っちゃいそうだよ・・・。「遊べる」って判断したお友達には、「早くお庭に出てこないと遊ぶ時間がなくなっちゃうぞ!」って。

それでもなかなか答えが出ないお友達も、中にはおります。そんなお友達にはヒミツの言葉。年少さんには「今度年中さんになるよねぇ~。何組になりたい?」年中さんには「今度は年長さんだねぇ。何組がいい?」年長組には「今度小学生になるなんて大きくなったねぇ~」大抵このこえかけで、正解の無い自分なりの答えを出していきます。

ホント、中村幼稚園のお友達は、年少さんから年長さんまで良く成長したものです。

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本家「頭隠して尻隠さず」