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こっ、これは?! 8/16追記 [日記]

「見えないものを見るために」
 人間の成長というものは、「見えないものが見えてくること」だと言います。理科が対象としている自然事象も、その関係や変化などは、私たちの目に見えないものがほとんどです。
 子どもが学ぶというのは、目に見える現象の奥に潜むものを見ようとすることなのかもしれません。そのプロセスこそが子どもの成長です。
 そして、究極の目に見えないものは何かというと、それは人間の心です。
 人間の心が見えてくるようになることが成長であるならば、私たちが学ぶのは、「理解する」「わかる」というよりも「感じる」「共感する」ことに近いと言えます。
 「共感する」こと。それは、相手の痛みや喜びなど、その気持ちに寄り添い、思いやることです。

第1章の第一段落を読んだだけで、この本は面白いかも、と感じたタカシ先生。中村幼稚園で実践そして歴代園長の幼児教育に対して主軸としている「心の教育」が冒頭に出てくる。さらに前書きの第1行目には「学校は、本来子どもの幸せのために存在するものです。」とまである。(幼稚園は、学校種)

卒園アンケート「Q10:お子様の心は成長したと感じますか。またそれはどんな時に感じますか?」まさしく、保護者の皆様のこの設問への回答が、心の教育なのかもしれません。

前書き、第1章第一段落目から、すでに目が離せない展開になっている、今日の本です。
【「やさしさ」の教育 センスオブワンダーを 子どもたちに 著 露木和夫】

8/16追記 お盆休みに読了しました。なんつうか、理科の先生だけに理科の不思議さって子どもの発想を豊かに、そしてその創造性が大人の心をも動かしてしまうよね。みたいな。子どもが自然に触れる機会が多い=子どもが不思議な現象を目の当たりにする=子どもの心に働きかけその表現には目を見張るよね という理科の先生としての視点は面白いかな。