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マリンバおはなしコンサート「うたうたげ」

数ヶ月前とあるメールが幼稚園に届きました。「中村幼稚園でマリンバを使ったお話コンサートをしたいのですがいかがですか?ちなみに、演奏者は松本律子。中村幼稚園卒園生です!」

こんな一通のメールからしばらくやりとりがあり、本日、マリンバお話コンサート「うたうたげ」が実現しました。

実はタカシ先生がまだ少年だった頃、中村幼稚園の音楽室で2年間ぐらい「マリンバ教室」を行っていたことがありました。当時の音楽室にはマリンバが2台くらい置いてあって、タカシ少年はその物珍しさに無碍にマリンバを暴打しておったのです。感性がないタカシ少年は、マリンバを暴打してスッキリするに終わってしまったのですが、その音色に人生を動かされた少女がおりました。それが松本律子さんです。

彼女は、縁あって幼稚園の前に住んでおり、これまた近い中村幼稚園に在園し、そして偶然マリンバ教室をやっている2年間マリンバ教室でマリンバを習っていたのです。マリンバの音色に惹かれた彼女は、この時からマリンバと共に人生を歩むことになりました。

一方お話(朗読)は、これまた素晴らしいお方です。80年代後半に福島テレビアナウンサーを務めていた「中村雅子さん」。マリンバの音色に負けず劣らず耳さわりのよい朗読でお話の世界に吸い込まれてしまうのです。1980年後半というとタカシ先生はティーネイジャーだったもので、ブラウン管で中村雅子アナウンサーをガン見していたに違いない。

さて、35年ぶりに中村幼稚園に登園した松本律子さんは、通園カバンをマリンバやパーカッションに持ち替えて、プロのマリンバ奏者として凱旋お話コンサート「うたうたげ」を開いてくださいました。

題目は、「寿限無」と「三枚のお札」。曲は、トトロより風の通り道、会津磐梯山、忍たま乱太郎、大きな古時計、ありさん等々。子ども達は、お話の効果音やBGMに奏でられるマリンバやパーカッションの音に臨場感が増し、コンサートでは口ずさみながらマリンバの音色に酔いしれるのでありました。

いやぁ、タカシ先生は何十年かぶりにマリンバの音色を聞いたのだけれど、軽快な音色からおどろおどろしい重い雰囲気まで幅広い音色が奏でられるなんて、ちょっとマリンバへの見方が変わっちゃうのでした。そして、これを契機に今日のマリンバお話コンサートを聴いたお友達の中から、音楽家が誕生しちゃったら、これまた素晴らしい事になっちゃいますね!

最後は、年長さんから鼓笛隊でお礼の演奏で締めくくったのでした。うちの自慢の年長さんの演奏も、松本さんに負けず劣らずすごく上手で、中村アナは「涙がでそぅーーー」って、目頭を熱くされて帰途につくのでありました。

松本さん、中村さん、裏方で頑張ってくださった皆さん、本当に素晴らしい機会をありがとうございました。

余談ではありますが、その頃のタカシ少年と、松本律子さんを始め松本さんとと同じ官舎に住んでいる同世代の子どもと親たちはとても仲が良く、幼稚園の園庭でお花見をしたり、クリスマス会なんかを開いておったのです。その35年前のクリスマス会の1枚の写真にタカシ少年と松本律子さんが写っていたのであります。なんと!そういう運命もあるのですね。

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35年前タカシ先生と一枚の写真に収まってたマリンバ奏者の「松本律子さん」

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マリンバとマリンバみたいな楽器。アフリカの音色がする・・・。

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元福島テレビアナウンサー「中村雅子さん」の朗読は聴き応え抜群!!

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最後は、みんなでハイタッチ!

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小学校登校班のクリスマス会。35年前のこの1枚の写真に、タカシ少年と、律子少女が写っているのだ!