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訴え

またまたこんにちは、タカシ先生です。連日の更新なんて何年ぶりでしょう。

さて、幼稚園は年少少(満3歳児)年少(3歳児)年中(4歳児)年長(5歳児)の幼児達が元気いっぱい遊んでおるのですが、この中でどうしてもタカシ先生の視界から外れてしまう年代があるのです。それは年中さん。

なんといいますか、3人兄弟の真ん中というものはなんとなく、そう意図的ではなく「なんとなく」目が離れるのです。年長児いわゆる3人兄弟の「第1子」には当然目が行きますよね。年長ともなれば、活動範囲も、出来る事も幅広く、当然目を惹くのであります。3人兄弟の末っ子「第3子」つまり年少、年少少さんは、何をするにもかわゆくて目を細めて見てしまうのです。くしゃみひとつとってもかわいいのがこの年代。

対して3人兄弟の「第2子」という立ち位置は、どうしても、第1子、第3子に目が行きがちで見過ごされがち。現に3人兄弟の真ん中の子の写真は、上と下に比べて断然に少ないと言うデータもあるようです。今日はその年中さんのお話。

自由遊びの時間、タカシ先生は事務所の前に腰掛けて年少さんが遊ぶ姿を眺めていると、血相を変えて駆けてきた年中男児2名。タカシ先生は「はっはぁ〜ん、何か、もめたな」とピンときて待ち受けました。

程なくタカシ先生の足下に駆けてきた2人が一斉に「タカシ先生!!◎∴∧⇒∃∇≡⇔∮√∑⌒±∠」と話し始めたのです。タカシ先生は聖徳太子じゃないので、10人どころか2人が一緒に話をされたところで何を訴えているのかさーっぱりわからんのです。耳が二つちゃーんとついているのにもかかわらず、です。

「よしよし、まてまて。オヌシらじゃんけんをするのだ!」と有無を言わさずじゃんけんをさせ、頭の上に「?」マークを出したままじゃんけんをさせられ、勝った方の話から聞いてあげたのです。以下彼らの言い分・・・

【じゃんけんに勝ったAの言い分】
Aの訴え:「B君が使っている砂場のね、あの円いおもちゃを僕も使いたいんだ。B君に貸して!って言ったら使い終わったらっていって貸してくれないんだよ!!」
Bの様子:「(うんうんそうだそうだ)」
タカシ先生の即答:「我慢しなさい」
Aの様子:「(え?そうなの?)」
Bの様子:「(うんうんそうだそうだ)」

【次にBの言い分】
Bの訴え:「A君が言ったとおり。僕が使ってたおもちゃ使い終わったら貸すからって言ったの!」
Aの様子:「(うんうん、オレが言った通りだ)」
タカシ先生の即答:「使い終わったたら貸してあげなさい」
Bの答え:「解った!使い終わったらかすからね!」
Aの答え:「(しょうがない、今すぐは我慢するか)」

とまぁ、あんた達タカシ先生に訴えに来なくても解決できるじゃないの。と思いつつ、
タカシ先生「はい握手。あんた達は仲良しなんだから、一緒に遊んできなさい。早く遊ばないとお集まりになっちゃうよ!」
2人で「はーい、あっちで仲良く遊ぶべな!!」

と言い残して、ダッシュで遊んでいた場所へ走って行くのでした。2人とも自分の都合の良いように話を変えず、お互いが納得するようにタカシ先生に訴えに来るなんて、なかなか良いコンビなんじゃないのー?と、肩を寄せ合って遊ぶ2人を見ているのでありました。

そういや、この2人の立ち位置は、第1子と第3子だったな、ふーん・・・(^o^)

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この2人であります。どっちがAでどっちがBかは内緒♪