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まめまき

今日は、日本全国の幼稚園で豆まきが行われたことでしょう。そして、夕食後には、各ご家庭でも「おにはー外!!ふくはー内!!」と声高らかに豆まきが行われることでしょう。そして毎年この時期のニュースといったら、うら若きかわゆい幼稚園の先生が、真っ赤な全身タイツを着せられ、鬼の面をかぶり、頭に角を生やして「ぐっはっっは!悪い子はいねが〜」なんてやっているのですから、なんとなく「お・き・の・ど・く♪」お気の毒」と思ってしまうのです。かといってタカシ先生のような鬼の面を付けなくても鬼の様な顔をしている園長先生が鬼になってしまったのでは、かわゆい園児達のトラウマになりかねませんので、そこにも注意が必要なのです。

なぜこんな事を書いているのかというと、豆まきというものはですね、一家の主そう「家督」が行うものなのです。家内安全、開運厄除、所願成就、焼肉定食の為に行われるものなのです。ということで、パパさんが「いつもイクメンができないからな、今日くらいは鬼の役になってお面をかぶり、豆でもぶつけられてやっか」なんてそんな甘い考えではイカンのです。

そんな甘い考えで豆まきを行うと、いつもはニコニコのママがここぞとばかりに子どもと手を組み「(日頃の・・・)うぉりやぁ!!」と豆を本気でぶつけ、子どもたちも「そーだそーだ!!」と豆をぶちまけるので、鬼の役のパパさんは、ベランダもしくは外に「わちゃちゃ、そんなに本気にならないでよー!」と追いやられ、外に逃げ出したとたんに「あー清清した。(がちゃ)」なんて、パパが外に出ているのにもかかわらずカギを締められちゃうのであります。

ということで、中村幼稚園のパパさんは、鬼になるのではなく家督らしく豆をわしづかみにし、「え〜これから豆まきを行う。おまえ達の泣き虫鬼を追い出す。ママの、怒りん坊鬼を追い出す。そして、パパのお寝坊鬼を追い出すので、心して豆をぶつけられるように。そして終わったら年の数だけ豆を拾うのだぞ。ママ、あなたは23個ではない。嘘つき鬼は許さんぞ。2と3が逆であるからしてそこんところ十分に注意するように。では、参る(コホン)おにはーーーーそと!!ふくはーーーーうち!!」と声高らかにやるように。

かくして幼稚園でもクラスの長である。担任が、お友達めがけて豆を蒔き、幼稚園の園庭いっぱいに鬼が整列し、タカシ先生に連れられて神妙に鬼ヶ島に帰ったのであります。めでたしめでたし。

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豆まきのウォーミングアップ。「♪鬼のパンツはいぃパンツゥ〜♪」