SSブログ

こいのぼり

「♪やねよぉりぃ、たぁかぁいぃ、こいのぉぼぉりぃ〜♪」ってかぁ。GWを目前に鯉のぼりの季節ですねぇ。実はタカシ先生、水曜日のみんなが帰ってから「うっしっし、明日みんなが登園してきたらおっどろくだろうなぁ。」って、園庭いっぱいに8匹の鯉のぼりを揚げたのであります。生憎その日はそよ風が吹いておらず、「だらり〜ん」と元気の全く無い鯉のぼりになってしまっていたのですが、昨日今日と、心地よい風に吹かれ、タカシ先生の揚げた鯉のぼりは、幼稚園のお庭を泳ぎ始めました。

そんな鯉のぼりをみて、登園してきたお友だちのテンションはMAX!「っうっわぁ〜!鯉のぼりだぁ!!」なんつって、正門を駆け抜け、教室へ向かわずに鯉のぼりの下へ駆け寄り「ピョンピョン」と跳ねているのです。そんなお友だちをみてタカシ先生も「よしよし」なんつって腕組みをしているのであります。

そして今日は、お友だちお手製の鯉のぼりを持ち帰りました。風車がついていて、またこの風車がよく回る。お手製の鯉のぼりもみんなの自信作で、帰り間際はみんな「見てみて!鯉のぼりだよ!!!」っつって、わざわざタカシ先生に見せに来るほどです。

青い空に鯉のぼり。とても気持ちが良い季節になり、お友だちも水を得た魚の様に、広い園庭で元気いっぱい遊んでいますよ!!

1404124.jpg
青空の下に鯉のぼり。その下にお友だち。

お弁当

今日から「お弁当」が始まりました。新入園児のお友だちは、初めての幼稚園のお弁当ですね。朝タカシ先生が正門の前でお友だちがやってくるのを待っていると、背中に背負ったカバンを短い手で「ポンポン」と叩いて見せ「今日はお弁当が入っているんだよ!」って自慢気な表情を覗かせる年少さんがおりました(・∀・)キットお家で「お弁当食べてきてね」って、保護者の方がカバンに入れてくれたのでしょう。

幼稚園選びのポイントのベスト3に「給食実施」があります。毎日ではなくとも、週に1回とか、2回とか。逆に月に1回はお弁当で、他は給食実施なんて施設もあるでしょう。でも、今日のこのお友だちの表情は、「毎日お弁当」だから見られるものですし、毎日お弁当だからご家庭でのそのやりとりが当たり前の様におこなわれるのです。

「給食で、食育に力を入れています!!」と声高らかに言うところもあるのですが、本来食の基本は「家庭」だと思います。前日の買い物やその際の「何を食べたい?」なんていう些細なやりとり。お弁当を持たせる毎朝の登園準備。お弁当を食べて、帰ってきてからのお弁当箱出し。そして、初めて全部食べて帰ってきた時の喜び。お弁当は、食べるだけじゃなく、保護者とお友だちの見えない「つながり」があるものです。

中村幼稚園の保護者の皆様は「毎日お弁当の中村幼稚園」を選んで下さいました。それは、お弁当を作る人にとっては、相当の「覚悟」があったはずです。でも、それを「やる!私がやる!!」って決めたその時から、キット保護者の皆様自身が成長しているはずです。そしてそれがお友だちに絶対に伝わっています。

「今日はお弁当が入っているんだよ!」のこの一言に隠れている言葉、それは「今日は【お母さんが作ってくれた。持たせてくれた。】お弁当が入っているんだよ!」です。その言葉は見えないし、聞かれないけど、絶対に「子どもの心の中」にある言葉だと思いますよ(・∀・)


創立記念日

明日4/18は、中村幼稚園の創立記念日の為、幼稚園は休園になります。
創立記念日に際して、年に1度開くか開かないかのホームページの歴史のページを引用します。

-----------------
◆中村幼稚園は、故「荒信輔」氏により昭和5年に旧中村町馬陵公園内に町有建物を借用し創立されました。昭和6年同町、曲田に独立園舎を新築し、本格的な就学前教育を開始しました。当時中村町はもちろん、福島県浜通り地方には就学前教育機関は無く、初代園長は永年の教育経験を生かした、この地方における幼稚園教育の先駆けとなったのであります。しかし、第2次世界大戦は、この小さな幼稚園にも大きな混乱と影を落とし、園そのものの存在をも危機にさらしました。
◆にも関わらず、前園長の「荒きみ」は混乱期における幼児教育の重要性と初代園長の意志を思い、昭和28年に再認可を受け、新しい民主主義の下で幼稚園教育を再開しました。昭和48年旧中村町は急激な市街化の波に洗われ「幼児教育を行うには静かな自然環境の中が理想である」とい現園長の方針を実現すべく移転を決意し、現在の「新沼坪ヶ迫」へ新園舎を設立致しました。
◆平成16年。地域社会に支えられながら、緑に囲まれ静かな自然環境の中で理想的な幼児教育を行ってきた荒きみ園長は、平成16年1月17日に逝去し、平成16年度から荒美佐子が就任致しました。約35年間保育現場で担った幼児教育と前園長の子ども達に対する熱い思いを継ぎ、見えない所を伸ばす教育をモットーに子ども達の成長を第1に考えた幼児教育をして参ります。
◆このような沿革を持つ本園は、地域社会の多大な援助を受け、相馬市の教育機関として本年創立84年を迎えます。
-----------------
という、浜通りはもちろん、福島県下においても、古い歴史が有る幼稚園なのです。よくテレビなどで、「創業は○○年で・・・」といった案内があったりすると、タカシ先生はどうしても中村幼稚園と比べてしまいまい、「ほっほぉ〜、うち(中村幼稚園と)同級生かぁ・・・」などと見入ったりしてしまいます。

先般、「相馬地方の歴史」とかいう写真集が発売され、そこにはタカシ先生の知らない昔の中村幼稚園の写真が4枚も掲載されていました。84年も前から、相馬の地域の皆様に支えられてきた中村幼稚園です。

140417.jpg
写真集の写真は転載できないので、3代に渡って中村幼稚園に通われたご家庭から提供頂いた、昔の中村幼稚園の写真です。
大きな写真。左下から時計回りで「ジャングルジム」「遠足集合写真」「遠足クラス集合写真」「修了写真」
小さな写真は全て「運動会」

水やり

この時期に書かれるHPの日記や、掲載される写真のほとんどは新入園児の年少さんになることが大半です。先生方の視線が新入児に注がれる訳は、ちっこいながらも1人1人の存在感が抜群にあり、なおかつ未だ遊び慣れていないために手取り足取り遊び方や、気の合いそうなお友だちを見つけてあげているからでしょう。

というと、やきもちを妬くのは進級児の保護者の皆様かしら?(・∀・)特に自慢の年長児は、先生がいなくったってぜーんぜん平気に遊んじゃうし、さらに先生方の目も新入児にいきやすいもんだから、今日の年長児は一体お庭で何をしていたのだ?という事になっちゃうのですよ。今日は、それにタカシ先生がお答えしましょう。

桜が散り始め、お庭は次第に桜色に染まっていきます。そんな中でお庭遊びをしているお友だちを包むのは、桜だけじゃなく「乾燥した空気」も、です。幼稚園の庭には、3月に今の年中さんの保護者の皆様が植えて下さった、ビオラや今年の年長さんが去年植えたチューリップが綺麗に花を咲かせています。タカシ先生は「この乾燥じゃ、あっという間に枯れちゃうなぁ」って、先週はじょうろで水をあげていたのですが、1人では午前中があっという間に終わっちゃいます。そこで・・・ペットボトルじょうろを買ってきました。500mlのペットボトルにこのじょうろの口をはめればあっという間に、エコじょうろのできあがり。そしてそれを年長さんに貸し出し、水やりのお手伝いをしてもらっています。

年長さんは、我先にとペットボトルじょうろをもって水道へ行き、お水をたっぷり入れて蓋をし園庭に散らばって水やりをしてくれていますよ。乾燥したプランターの土も良い具合に湿り、花々も心なしか元気になっているようです。そしてなにより年長さんがとっても嬉しそう。「お水を一杯のんでねー」なんて言ったり、「そっちはやったからこっちこっち!!」なんてお友だちを呼んだり。1人1回には留まらず、2回も3回も4回も、水道とお花の間を行き来しています。

この水やり、もちろんお花も春の太陽と年長さんにもらった水でキラキラしているのですが、それ以上に水をあげているお友だちの表情もキラキラしているのには、タカシ先生もビックリさせられるのでした。

140416.jpg
年長さんにお水をたっぷりもらって気持ちよさそう!

1週間前

新入園児の皆様、1週間前を憶えていますか?そうです!1週間前と言えば丁度入園式を行った日です。保護者の皆様に手を引かれて初登園してから今日で1週間。この1週間で、お友だちも大分幼稚園とタカシ先生の顔に慣れてきたようです。

バスのお友だちは、保護者の皆様とバイバイするのはバス乗り場ですね。泣こうがわめこうがバスに「ひょい」と乗せられて登園します。幼稚園に着いてバスを降りてくるお友だちの99%は、期待に満ちた目をして降りてきます。中には泣きべそなお友だちもいたりして、登園するなりグッタリなお友だちもいたりしますが、まぁ、それはそれでしょうがないことですね。保護者の皆様と離れるのがイヤイヤな4月ですよ。

変わって、送迎されてくる方とお友だちのバイバイは、正門もしくは教室前になりますね。どちらかと言えば、毎年こちらの方が大変かもしれません。保護者の皆様が・・・(・∀・)今年は、泣いて登園するお友だちが少ないのだけれど、やっぱり保護者の皆様と「離れる瞬間」というのは不安になってしまうのでしょう。さらに、預かるのがタカシ先生というわけですから、これまた二重に辛い(>_<)

正門まで、保護者の皆様の暖かな手を「むぎゅっ」と握って登園してきたのに、正門をくぐった瞬間、タカシ先生の冷たくてごつい手にバトンタッチするか、タカシ先生「ひょい」と抱っこされるか・・・。その恐怖ったらお友だちにとっては、涙をこぼして「おがーぢゃーーーーん!!」と叫ぶことしか対抗する手段はないのであります。そして「タ、タカシ先生で本当に大丈夫なのだろうか・・・?」と、そんな我が子に後ろ髪を引かれつつ帰宅する保護者の皆様。

しかーっし!なんて言うことでしょう♪帰りにお迎えに来たときには、みんな清々しい笑顔をしているではありませんか?!お迎えに来られた保護者の皆様に向かって両手を広げて駆けて帰ってくるその姿に、皆さんの顔もタカシ先生に預けた朝の一瞬の曇った表情とはうってかわって一変し、朗らかな笑顔になって帰って行く親子の後ろ姿を目を細めて見ているタカシ先生なのであります。

今はまだ、タカシ先生に手を引かれたり、保護者の皆様が教室までお送りしていますけど、そのうち、自慢の年長さんのように、1人で教室までダッシュしていくようになります。それはそれで、保護者の皆様の心情としては複雑なんですけどね。

1週間

始業式が月曜日、入園式が火曜日、そして今日が金曜日。幼稚園に登園して1週間が経ちました。この1週間は、各ご家庭思い出に残る1週間になったのではないでしょうか?

ちょっと大きな真新しい制服に身を包んで登園した入園式。お父さんはカメラマンに徹して、思い出のシーンをバッチリカメラに収めたことでしょう。ま、入園式の看板をバックにした家族写真の半分は、タカシ先生が撮影するという大サービスだったんですけどね。

進級児のお友だちも、ついこの間までは幼さが残っていた年少さんや、年中さんだったのに、新しいバッチを胸に付けて登園するとあら不思議。たちまちお兄さんお姉さんに変身しちゃうからビックリです。しかも、週の後半は、自由遊びの時間の後に新入児の手を引いて、教室まで連れて行ってくれている頼もしい姿を見ると「お兄さんお姉さんになっちゃったなぁ・・・」としみじみ思うのでありました。

さて、明日と明後日は幼稚園もお休み。どんなに平気に幼稚園に行ったといっても、やっぱり少しお疲れでしょう。十分に休養をとってまた元気に幼稚園に登園してくださいね(・∀・)
1404111.jpg
桜が満開だよ!

1404112.jpg
年少さんを教室まで・・・

2日目ッ!

さぁ、幼稚園生活も2日目ですね。お友だちの今朝の反応はいかがでしたか?まだまだ2日目なので「勝手」が把握出来ずに、いつの間にか幼稚園に登園して、いつの間にかお家に帰ってきているというお友だちもいることでしょう。もちろん保護者の皆様と離れなければならないことが解っていて登園の際には、涙しているお友だちも見受けられます。

正直その涙は正しい!!んだって、正門にはおっかないヒゲヅラのタカシ先生が、不気味な笑顔で「おっはよー♪」なんて言ってるんですもの。そりゃぁ端から見たら「なんじゃいこのおっさんは・・・」と言った感じ。幼稚園というと、綺麗なお姉さん先生が笑顔で迎えてくれるといった理想が、正門前でしかも入園初日から覆されるのですから。ということで、「涙がこぼれちゃいう、だって女の子だもん・・・。ぼっおーるがぁ〜うな〜っるとぉ〜、胸が弾むわぁ〜。レシーッブ、トスッスパイクゥ♪」あ、スンマセン。アタックナンバー1の主題歌が頭に浮かんでしまいました。
閑話休題

ま、そう言うことですよ。んでも、逆にですね、このコワオモテのおっさん、もとい。タカシ先生が既にお気に入りの年少さんも実在するのであります。「たっかしせんせー!あのねーー!!」なんて昨日の事、お家の事、砂遊びの事、等々。1から10までタカシ先生に教えてくれるお友だち。今のそのお友だちの流行は「蜘蛛」です。事務所の昆虫図鑑をみては(蜘蛛は昆虫では無いけれど・・・)「うっわぁ♪」なんて目を輝かせ、幼稚園のお庭の茂みで蜘蛛の巣を発見すれば「タカシセンセー!蜘蛛の巣があるよー!罠を仕掛けているのかなぁ?」なんてタカシ先生の手を引いて茂みまで連れて行ってくれるのでありました。

ということで、2日目からタカシ先生は、好かれたり泣かれたりと忙しい日々を過ごしております。今日降園したお友だち。お家ではどんなお話し聞かせてくれたのかな?(・∀・)

平成26年度

さぁ!平成26年度が本格的に始まりましたよ!月曜日には進級児の始業式が、昨日は入園式が行われました。昨日の入園式では、新しいお友だちが元気いっぱい登園してきて、春休みでシーンとしていた幼稚園が一気に活気づくのでありました。やっぱり幼稚園はこうでなくっちゃね。

そして、今日から本格的な保育が始まったのですが、なんちゅうか今年の初登園の1日もあっという間にすぎていきました。タカシ先生でもこのように感じるのだから、登園してきたお友だちはなおさらな事でしょう。いやいや、あまりの環境の変化に、ながーい一日だったお友だちもいたのかもしれませんね。泣いたり吠えたりわめいたり。まぁ、ご家族から離れての生活が始まった訳ですから、それはそれでしょうがありませんね(・∀・)

そんな新入園児をよそに進級児は、澄み切った青空と5分咲きの桜の下で元気いっぱい遊んでいました。年少さんのそれはもう少し幼稚園に慣れてきてからになりますが、そのうち幼稚園の広いお庭を所狭しと走り回ることでしょう。

今日は、サスガにお友だちも、そして新入園児の保護者の皆様もお疲れだと思います。少し早めに寝てまたエネルギーを満タンにして、明日元気に登園してくださいね!!

140409.jpg
幼稚園の桜は、五分咲きですよ。