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ビニール袋

先週の土曜日、幼稚園では東日本大震災と同じレベルの地震が来たことを想定した「お迎え訓練」を実施致しました。その想定の中には、大津波警報の発令や、車でのお迎えが難しい、家族の待ち合わせ場所はどこにするか、などなるべく「想定外」をなくすよう、各ご家庭で色々シミュレーションをして、どのように幼稚園にお迎えに来るかを実証訓練してみたのです。

今回の訓練では、事後アンケートを実施しており、今日少しその回答が戻ってきました。タカシ先生が目を通すと、少ししか返ってきていないのに沢山の、そして各ご家庭それぞれの行動や考え方が記してあり大変勉強になりました。今日ここで全部に触れることができないので、今回は「ビニール袋」について少し考えてみましょう。

今回の訓練では、相馬市からペットボトル飲料水を提供していただきました。このことは事前に参加される皆様に「あえて」伝えておりませんでした。そしてそのことについてもアンケートに記して頂きました。以下抜粋。

賛成派:水を頂けてありがたい。水を飲みながら帰れた。暑い日などは助かる。帰宅に時間がかかっても水があれば何とかなる。

慎重派:持ち帰るには重い。事前に分かればよかった。2リットルは正直大変。「ビニール袋」もあれば良かった。

ウムウム、様々なご意見ですね。そしてこの中でタカシ先生の想定にビンゴだったのが「ビニール袋」「ビニール袋欲しいって言われるかもしれないなぁ・・・・」って思ってはいたのです。そこをあえて用意していないというその意図は。。。


ビニール袋は避難する際様々な物に代用できるのです。今回の用に、何かを入れて運ぶ時はもちろん、破って広げれば簡易シートになり、湿った地面でもお尻が濡れません。寒いときは首と両腕が通るように底の部分を少し破って防寒着に。雨の時も同じ様につかって簡易雨具。あとは、簡易トイレなんかにも使用出来るようですよ。ビニール袋+αでオムツになるなんてタカシ先生は正直知りませんでした。そんなもんで、「ビニール袋」は避難する際、なにかと重宝するのです。使わなくても、スーパーの袋は小さく丸めておけばかさばらないしポッケにも入りますし、大きさも、ゴミ袋の様な大型なものから、スーパーのレジ袋まで様々ですね。

そんなもんで、いつもはゴミ箱のゴミ袋くらいにしか思っていないビニール袋は、避難するときには結構重宝するらしいですよ。「リュックでこれば良かった」と言う方もいらっしゃいましたが、リュックの中に2,3個入れておくのもいいですね。このような事も思い付いてもらえるという意図があって、あえてビニール袋を用意していなかったのです。ちょっとイヂワルしてごめんちゃいね。

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お迎えの様子

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先生方は、最後にテント設営の練習です。

6/4日の放射線量

9:00前後の園庭の放射線量
◆園庭中央
●地上高70cm:0.09
●地上高7cm:0.209 0.161 0.155(孫さんカウンターで、30秒ごと3回計測の数値)

◆砂場(地上高7cm孫さんカウンターで、30秒ごと2回計測の数値)
東:0.209 0.263
西:0.137 0.173

□幼稚園前モニタリングポストの数値
9時前後 0.111マクロシーベルト/時