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落葉

中村幼稚園自慢の広いお庭の桜の木や、冒険の森の木々。夏は新緑に囲まれ、暑い日差しを遮ってくれた木々の葉っぱが落葉しはじめました。園庭を囲むように植えられている樹齢40年を越す桜の木にいたっては、ほとんど葉っぱがなくなっちゃいました。そんな桜の木を見上げた年中さんの男の子がこんな風に表現していましたよ。

「桜の木が裸ん坊になっちゃった!寒くないのかなぁ?」って(*^_^*)

さて、こんな表現豊かな年中さんを目の当たりにしたタカシ先生は、裸ん坊の桜の木を見上げて「はた」と気付きました。そして計ってみました。落ち葉の放射線量を。

落ち葉でいっぱいにしたビニール袋に線量計を入れて待つこと1分30秒。線量は際だって高い数値を差さず、ほぼ空間線量と同じ数字でした。園庭に落ちた落ち葉には、放射性物質はほとんどないと思って良いと思います。ただし注意が必要だと思われるのは、1:今年落ちた綺麗な葉っぱでも、雨水などが通る場所に集まった落ち葉。2:松や杉などの針葉樹やその落ち葉。3:昨年から残っている落ち葉です。

1:放射性物質は雨水とともに移動し流されます。その時に放射性物質が落ち葉に付着する事があるようです。2:松や杉などの針葉樹は事故当時にも青々と葉を茂らせていた上に、葉の広い常緑樹のよりも放射性物質が流されにくいようです。3:昨年から残っている落ち葉は、事故当時も落ち葉でしたし風雨にさらされ半年以上経って朽ちていますので、放射性物質がなくても素手では触らない方が懸命です。

という、色々調べたり今まで放射線を計ってみた上でのタカシ先生の見解です。皆さんも、何かの機会に調べてみて下さい。

そして放射性物質は、1カ所に集めたり凝縮されると線量が上がる傾向が見られます。いくら園に落ちた落ち葉に放射性物質の付着がないと思われていても、やはり今年は落ち葉のプールを作るのにはためらいがあるし、落ち葉掃きをして一カ所にまとめておく事もはばかれます。今年は、落ち葉のプールへのダイビングや、落ち葉のベットで遊ぶことはできないなぁ・・・。

11/16の放射線量

9:00前後の園庭の放射線量

●地上高約70cm:0.182マイクロシーベルト/時
◆タカシ先生のズボンポケットの高さ。園庭10地点の平均。1分30秒放置後の数値。

■孫(ソン)さんカウンター
●地上高7cm:0.191マイクロシーベルト/時
◆測定方法 リード冷凍保存バックに入れ園庭10地点30秒ごと3回計測の数値の平均。

◆園庭中央
●地上高70cm:0.17
●地上高7cm:0.113 0.149 0.203(孫さんカウンターで、30秒ごと3回計測の数値)