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パンフレット

幼稚園に「パパ ママ 子ども 心と体のサポート」という東日本大震災・被災者支援パンフレットが数部届きました。発刊は「全日本私立幼稚園PTA連合会」です。

その項目の中に「心のケア」という箇所があります。「幼児のストレス反応に優しく根気強く接しよう」とある中で、1「ストレス反応」2「ストレス反応」どうしたらいい?3「パパママも落ち着いて」とありました。その3「パパママも落ち着いて」の箇所をご案内しましょう。

以下抜粋
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毎日規則正し生活をし、スキンシップ、優しい声かけ、子どもが表現したいことを丁寧に受け止めましょう。また、大人自身も、誰かと話したり、ストレッチや気分転換をして、ストレスをためないようにしましょう。大人が落ち着いていることが、子どもにとって、何よりの安心であり、安全感を取り戻すのに一番大切なことです。

神戸女学院大学人間科学部教授 小林哲郎
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この中で、タカシ先生が一番気になった箇所が「大人が落ち着いていること」という一文です。1学期の終盤を迎え、こどもたちが元気に幼稚園に登園してくるようになりました。幸い中村幼稚園のこどもたちは元気いっぱい。放射線の関係で、例年通り元気にお庭を遊べずにいますが、それはそれで受け止め、すくすくと成長しています。

こんなに子どもが元気いっぱいなのも、保護者の皆様が規則正しい生活をしているからだと思いますよ。時間通りに当園させるには、前の日からの段取り(例えばお弁当の準備や服装など)からはじまり、朝の身支度、やお弁当、そして登園。帰りのお迎えも、間延びすることなくほぼ全保護者の皆様が時間通りにお迎えにこられます。

当たり前の事がとてもむずかしいんだけど、この毎日の規則正しい生活が、中村幼稚園の子どもの心を安定させているのではないかと推測します。中には、ご家族が大変な思いをされている方もいらっしゃいます。放射線だってとても心配です。それでも中村幼稚園の保護者の皆様が「落ち着いて過ごしている事」がこどもたちにどれだけ安心感や安全感を与えていることでしょう。

加えて幼稚園の先生も元気いっぱいです。子ども達のの生活1日1日を大切にし、子どもが不安を抱いていても大らかにそして逞しく子ども達と過ごしています。今日、1学期の終業式にに渡される「あゆみ」全てに目を通し終えましたが、担任が子ども1人1人の姿を良く見、1学期どのように子どもと接してきたかが良く書かれてありました。こんな時だからこそ、子どもの不安をそのままにせず暖かな眼差しをもって子どもと接していました。

今は、何かと大変な時です。でも、パパ、ママが落ち着いて規則正しい生活をすることが一番だと思います。これからの夏休み、家に籠もりっきりでストレスをためないよう、落ち着いた生活を心がけましょう。

尚、パンフレットに限りがありますが差し上げます。欲しい方は事務所に置いておきますので、皆さんで回し読みしてください。

今日の線量

園庭の午前9時15分前後の放射線量:0.407マイクロシーベルト/時

測定方法 タカシ先生のズボンポケットの高さ(地上高約70cm)
園庭10地点の平均


孫(ソン)さんカウンター:0.489マイクロシーベルト/時
測定方法 リード冷凍保存バックに入れて地上高7cm
園庭10地点の平均