SSブログ

なつかしい

みなさん「なつかしい」って思うことありますか?タカシ先生は、あんまり無いんだけど、今日は「なつかしい」という言葉を2回もきいちゃいました。

皆さん知っての通り相双地区は、東日本大震災による原発の事故で、相双地区の南側が一部立ち入りなどの規制の措置がとられ、それは、相馬市のお隣南相馬市にまで及んでいます。その関係で、学校なども休園や休校の措置が執られ、多くの子ども達が避難生活を余儀なくされているんです。一刻も早くこの異常な状態を元に戻して欲しいのですが、こういう難しいことは私たちではどうしようもなく、ホント祈るばかりの日々です。

さて相双地区のそんな少し悲しい状況の中、中村幼稚園に今日は保護者の方がいらっしゃいました。色々とお話しを伺うとやはり一抹の心配があったり、避難地区になったりで相馬に避難されてきたようです。相馬市でのほほんとしているタカシ先生からは想像もできないような状況で、本当に大変な思いをされているようです。それで、お子さんの入園を考えていると中村幼稚園に足を運んで下さったのでした。

タカシ先生も出来る限りの協力をさせて頂こうと、色々、ほんと色々話しをうかがっていくうちに、なんと!まぁ!!お母さんの中のお二方が中村幼稚園の卒園生だというのです!しかも、お一人は「タカシ先生の事覚えてますよー(^o^)」なんて言うではありませんか!!お母さんの年齢を聞くのは大変失礼であることは千も承知であることは解っていますが、それを承知で伺うと・・・。う〜ん、納得。でも、タカシ先生はマッタク覚えていないのであります。あー、ゴメンナサイ。5,6歳の頃のタカシ先生の頭の中は、チョウチョが毎日ヒラヒラと飛んでいるような幸せな少年だったもので、記憶が・・・。
それに、お母さんが中村幼稚園っ子だった時のクラスも覚えていて下さり、自分の子どもに「あそこがお母さんのクラスで、この幼稚園がお母さんの幼稚園だったのよ」なんて話していて、事務所から幼稚園のお庭を眺めて「なつかしいなぁ・・・」って目を細めているのでありました。

大震災で大きな悲しみや苦しみがある中、実家に避難され、そして自分の中村幼稚園に通うことができそうなお友達が何名かいらっしゃるかもしれません。これも何かの縁ですね。是非、親子2代で中村幼稚園に登園してくださいね!そしてお父さんにも「ここがお母さんが卒園した幼稚園だよ!」って教えて上げて下さいね。