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子どもが教育を選ぶ時代へ② [日記]

①からのつづき

【1】子どもが何者なのかは、やらせてみないとわからない
世界の教育について、ここまで詳しく書いてきて無責任なのですが、学校選びの第一は、どこか近くの学校に入れてみて子どもを観察することです。そして、「子ども自身が楽しそうならば、それで良いのではないでしょうか」何故そう思うのか。2つ理由があります。
1つは「合う学校」は人によって異なるからです。そしてそれは親にはわからないことがあります。もし今ある環境が「たまたま」あっているのなら、そこが居場所として適切なのかもしれません。
もう一つ大事なのが「子ども自身がハッピーでないと学べない」ことです。学校が苦手だったり、心配事があったり、友達とうまく行ってなかったりすると、学習に集中するどころではなくなってしまいます。

【2】幼児の頃に英語をやらせないと間に合いませんか
「その先に何が見えるのか」わからないままに英語を強制され続け、逆に「英語嫌い」になってしまうお子さんもいます。押し付けには注意が必要です。また、英語学習もマラソンのようなもので、「我慢して一時期頑張れば身につく」とも言い切れません。もちろん、小さい頃に始めたほうが有利だという研究が多いのですが、小さい時に習った英語をすっかり忘れてしまう人もいます。また、高校から留学して身につけて外資系で働いている人、大人になってから留学なしに英語を学習し、トレーニングの末に綺麗な発音を修得された人もいるので、年齢にはこだわらなくていいとように思います。数年勉強し、その「貯金」で生きられるほど、甘くはないのです。一番良いのは、親が英語を学習する姿を子どもに見せることだと思います。

中村幼稚園には、毎年「転園」で入園してくる子どもがいます。保護者の皆さんからすれば子どもの環境を変えることには一抹の心配があることでしょう。しかし、親の気持ちと今子どもが置かれている環境と今の子どもの姿を観察し考えた時に、「中村幼稚園に行ってみよう」と決心されたに違いありません。

「なぜ中村幼稚園を選びましたか?」という、卒園アンケートの問いに、中村幼稚園の子ども達を垣間見ると「楽しそう」「こどもが活発」「(在園児から)挨拶された」「先生方がみんな笑ってる」という感想を持ってくださいます。まさしく「子ども自身が楽しそう」「うちの子もこんな風に園生活を過ごしてほしいな」という雰囲気を感じてくださるのだと思います。また、遊びの中で「あーじゃない、こうじゃない。こうしたらいいんじゃない?違う違う」など無意識に「アクティブラーニング」をしていることも、子どもたちが活発な理由の一つです。

つまり、親目線でありながら、子ども優先で中村幼稚園を選んでくださっているようです。本当にありがたいことです。

つづく