１週間

緊急事態宣言による休園要請を受けて１週間が経ちました。例年だったら子ども達も進級したクラスに慣れ、新入園児も幼稚園に慣れてきたところで春風にふかれながら園庭で思い切り遊んでいる時間帯です。そしてこの頃のタカシ先生の心配は、園生活に慣れてきた園児が、GWで幼稚園を少し長く休んだことでGW明けにはまた4月当初に逆戻り（がっくし）ということ。

今年はその心配がないのですが、幼稚園が再開されたら子ども達はやっぱし新学期当初の姿で、違っているのは桜吹雪の下でその姿がみられるのではなく、すっかり葉桜になった園庭で見られるということでしょう。

さて、幼稚園は休みでもタカシ先生は毎日事務所にきてお仕事をしております。たまりに溜まった事務所のお仕事はもちろん、雑草をわっせわっせとむしったり、今年の年長さんが年中時に植えたチューリップや、年度末に植えたビオラに水をやったり。「こんなに綺麗に咲いているのに誰にも見てもらえないなんてかわいそう」なんて思いながら。そしていつもは、ビオラがもっともっと咲くように「摘花」して、その花弁を年少さんに上げて喜ばれていたのに・・・。そして、タカシ先生の真似をしてビオラの花びらをちぎりまくった年少さんが担任に「お花は採らないでね」なんて言われたり。そういう4月なんだよなーなんて思っているのです。

そして、こういう時に事件が起こるのです。事務所で真緑色になっていた水槽。中には熱帯魚がいたのですが、ミドレンジャーのようになった水槽をここぞとばかりに掃除したのです。水槽の水を抜き、車庫の前に一輪車で運び、ケルヒャーを使って「うぉりやぁぁぁぁぁ！！！」とドス緑の「藻」をはがし、ゲキ落ちスポンジでピッカピカに仕上げ、「よぅ〜っし！ピカピカ。お友達が事務所にきたら綺麗な魚におおよろこびだぅ！」と、腰に手を当て青空を見上げた後、車庫の前から水槽を事務所に戻そうと運び戻し、事務所に「よっこらせ」と運び入れたその時！！！

事務所の長テーブルの端に「コツン」そしてその一瞬にして水槽に「バリバリバリィィィィ〜」とヒビが入り、水槽洗いの３時間と水槽がその一瞬にて、パァ。タカシ先生は、しばらくその場に固まり「あぁ〜やっちまった・・・」とうなだれるのであります。しかし、これで終わりではありません。水槽にいた魚をなんとかしなければならないし、割れた水槽は、相馬クリーンセンターへ廃棄しにいかねばなりません。そうして、タカシ先生の1日は何を得ることもなく終わるのでありました。

あぁ、こういう時にB型の大雑把な性格を恨むのであります。そして、どうでもいいことにこだわってしまうB型の気質を恨むのであります。

という、１週間。みなさんは、どのようにお過ごしですか？


こんなに綺麗に咲いているのです。


そして水槽を割って何もする気が起きなくなってしまったので、この兄妹をこき使うのであります。