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水害の汚泥には注意して下さい。

相馬中央病院の、越智先生が「水害の泥にはきをつけて!」と警鐘を鳴らしています。個人的に問い合わせてみたところ、保護者の皆様にもわかりやすく教えてくれましたので、是非お読みください!


相馬中央病院非常勤医師 越智小枝(剣道6段)

洪水の後の泥は、基本どこからか下水や汚水が混じってしまっている可能性が高いんです。細菌・化学物質・釘やささくれなどのとがったものなどが混じっているので、洪水でやられた場所は泥遊びの好きなお子様が遊ばないようにしていただいた方がいいです。

しかし完璧は難しいので、せめて
①傷口は防水絆創膏などできっちり保護する。
②泥を触った手は必ず洗って絶対に口や目に入れない。
③泥かき中や子どもが泥のあるところで怪我をしたら綺麗な水で洗い医療機関を受診。(破傷風発症の恐れ)
④できれば、泥かき中や、泥のあるところで子どもを遊ばせない。
を徹底。あと、お気に入りのおもちゃが浸水してしまった場合にはよく洗って、60℃以上で殺菌してください。(乾燥機くらいの温度です)

どんなに気を付けていても粉塵の吸入を100%避けることはできません。水が不足し手洗い・うがいなどができない状況では、泥とは関係なくインフルエンザなどのウイルス感染の流行もあり得ます。
 今年はインフルエンザの流行が早く、台風の前に既に北関東方面では流行が始まっていました。ご自身だけでなく周りの方の健康を確保するためにも、咳・熱などの症状があったときにはマスクを着用し、早めに医療機関を受診してください。
※一部加筆しました。