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お弁当

4月も中旬になり、入園式では満開だった桜も見事に葉桜になりました。幼稚園では今日からお弁当が始まり、年少さんが背負うカバンにはお弁当が入れられております。そんなもんで、心なしか今日は足取り軽くルンルン♪な気持で登園してきた年少さん。

タカシ先生はその表情をすかさず見破り、「お?機嫌が良い」と思われる年少さんには「おはよー!タカシ先生とお部屋までいってみよー!」なんつって、保護者の皆様からウムを言わさずお友達を預かり、ズンズンお部屋へ向かうのでした。一瞬「へ?」となるお友達でしたが、「今日はお弁当あるのぅ?」なんていうタカシ先生の問いに、瞳をキラキラさせて「うんっ!」なんて返事を返してくれます。「ほぅ?お弁当あるのかぁ、いいなぁ…(自分の)先生にもおしえてあげよっか?」なんて声をかけようものなら、タカシ先生の手をふりほどいてクラスまで駆けていくのですから、今年の年少児はなかなかのものです。

さて、幼稚園選びのポイントの中で大きなウェイトをしめる給食。中村幼稚園でも、進級時の年中さんには「食に関するアンケート」を行っており、そこには赤裸々な意見が記載されております。「やっぱりお弁当づくりは苦手」とか「週に1回でも給食があれば…」とかね。そのようなご意見がある中でも、大抵のご家庭からは「なんとかなる」とか「朝、冷蔵庫の中を見てパッと作れるようになった」とか「買い物に行くと良いコミュニケーションがとれる」とか「残してきた日は体調が悪く、翌日熱をだした」とか、そりゃまぁお弁当保育の効果といいますか、副作用といいますか、なんかこう「温かな意見」を目の当たりにするとやはり「お弁当って力があるよなぁ」と思ってしまうのであります。更に「初めてお弁当が空になってきた日が忘れられない」とか書かれてしまうと、副作用を通り越して涙が出そうになってしまうのは、決して歳を取ったからではないはずです。

そして、今日という日。中には初めてのお弁当というお友達もいたことでしょう。タカシ先生は、カメラを持って年少さんのクラスを邪魔にならないように素通りしてきたのでありますが、こぞって「タカシ先生!今日はお弁当なんだよぅ?」って自慢のお弁当を無理矢理見せに来ようとするので、「行ってあげるから座ってなさい」なんてたしなめられて、お友達は「ほーい」なんて玉子焼きを口の中に入れながら返事をするのでありました。

これから毎日お弁当作るのは大変ではありますが、子ども達は毎日のお弁当を「タカシ先生に見て欲しい!」と思うほど自慢にしているようですよ!!あ、タカシ先生、お弁当の中身チェックなんてしませんので、保護者の皆様はご安心を・・・[ほっとした顔]


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タ、タカシ先生が来ていることに全く気付いていない・・・



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保護者の皆様や幼稚園の先生は、背が小さな子ども達を相手にしているので下ばかり見ている傾向にあるのは仕方がありません。でも時折空を見上げてご覧なさい。先週は、こんなに綺麗な「日暈」が太陽に掛かっていたんですよ!
(注意!太陽を直接見ては絶対にいけません)