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平成28年度2日目

新年度2日目を終えて、新入児達もすっかり幼稚園に・・・なれるわけなーーい!!昨日あの貫禄を見せたたんぽぽ組。今日も比較的穏やかな日でありましたが、このおとなしさはタカシ先生の分析によると「何が何だかわからない」といった状況。知らない間に幼稚園に登園し、気がつくとお迎えの時間。そんな生活を重ねていくうちに「訳」がわかってきて、ある日突然ハタと我に返り「なぜにおれっちは、こんな所にいるのだ?」「幼稚園にはなぜママがいなのだ?」「そもそもなぜ幼稚園にいかねばならんのだ?!」とその不条理に納得がいかかず

「びえぇぇぇぇぇ!!!!」

と泣き出すのであります。さらにそんな状況になってもなお朝一番でタカシ先生が「おいで、おいで、幼稚園は楽しいぞぅ!」と正門で仁王立ちし手をこまねいているんだもの、そりゃまんが日本昔話の悪い奴、もしくは鬼に見えても仕方ありません。こんな形相だしさ。

さて、そんな風になってしまう前に、先生方は本当の幼稚園の楽しさを身体いっぱい経験させるべく、この青空の下、お友達を園庭で沢山遊ばせてくれました。折しも幼稚園の桜は見事に満開!時折吹く風で桜の花びらが積もり地面をピンク色に染めています。その桜の花びらの絨毯の上を、新入児が頬を桜色にそめて駆けていくその姿は、年に1回この時期にしか見られない特別な光景です。

さっきまで泣いていたお友達も、元気満々で登園してきたお友達も、年長さんも年少少さんもみんな一斉にお庭にでて砂遊びをしたり、滑り台をしたり。兄弟揃って幼稚園に来ることになったお友達は、お兄さんお姉さんが弟妹を探し出し、手を繋いで桜の木の下を散歩しているそんな姿には、鬼の形相のタカシ先生もさすがに仏のような顔になってしまうのです。

これから、天気がいい日は先生方が満開の桜の下で沢山遊ばせてくれるでしょう。桜が散り始めるこの時期の幼稚園は、子どもたちの泣き声や笑い声と一緒に、幼稚園の桜の木に集まるヒヨドリの鳴き声が混じってとても賑やかなのです。

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