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お弁当

今日から「お弁当」が始まりました。新入園児のお友だちは、初めての幼稚園のお弁当ですね。朝タカシ先生が正門の前でお友だちがやってくるのを待っていると、背中に背負ったカバンを短い手で「ポンポン」と叩いて見せ「今日はお弁当が入っているんだよ!」って自慢気な表情を覗かせる年少さんがおりました(・∀・)キットお家で「お弁当食べてきてね」って、保護者の方がカバンに入れてくれたのでしょう。

幼稚園選びのポイントのベスト3に「給食実施」があります。毎日ではなくとも、週に1回とか、2回とか。逆に月に1回はお弁当で、他は給食実施なんて施設もあるでしょう。でも、今日のこのお友だちの表情は、「毎日お弁当」だから見られるものですし、毎日お弁当だからご家庭でのそのやりとりが当たり前の様におこなわれるのです。

「給食で、食育に力を入れています!!」と声高らかに言うところもあるのですが、本来食の基本は「家庭」だと思います。前日の買い物やその際の「何を食べたい?」なんていう些細なやりとり。お弁当を持たせる毎朝の登園準備。お弁当を食べて、帰ってきてからのお弁当箱出し。そして、初めて全部食べて帰ってきた時の喜び。お弁当は、食べるだけじゃなく、保護者とお友だちの見えない「つながり」があるものです。

中村幼稚園の保護者の皆様は「毎日お弁当の中村幼稚園」を選んで下さいました。それは、お弁当を作る人にとっては、相当の「覚悟」があったはずです。でも、それを「やる!私がやる!!」って決めたその時から、キット保護者の皆様自身が成長しているはずです。そしてそれがお友だちに絶対に伝わっています。

「今日はお弁当が入っているんだよ!」のこの一言に隠れている言葉、それは「今日は【お母さんが作ってくれた。持たせてくれた。】お弁当が入っているんだよ!」です。その言葉は見えないし、聞かれないけど、絶対に「子どもの心の中」にある言葉だと思いますよ(・∀・)