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毎朝

タカシ先生が毎朝正門に仁王立ちをして登園してくるお友達に「おはよー!」って元気にご挨拶していることは、送迎されている保護者の皆様ならご存じだと思います。タカシ先生のご挨拶に慣れてきた新入児のお友達も、元気に「おはよー!」って返してくれるし、今まで寡黙に通り過ぎて言っていたニヒルな年長男児も「おはよ」なんて小声で言っていくようになりましたよ。

さて、そんな風に元気な挨拶が交わされる朝の一コマなのですが、そのご挨拶に必ず一言付け加える年少さんの男の子がおります。「おはよ」の後に追加されるその言葉とは・・・

「きょうはお庭で遊べますか?」って(・∀・)

快晴だろうが、曇りだろうか、雨が降ろうが、槍が降ろうがこの男の子は必ずタカシ先生を見上げこんな風に声をかけていきます。快晴の時は「今日はお日様が出ているからいっぱい遊べるゾウ!」曇りの時は「今日は曇っているけどお庭で元気に遊んでね!」雨が降っているときは「今日はお庭に水たまりがあるから遊べないね…」って。

「お庭で遊べるよ」って返事を返した日は、彼も俄然やる気になってハイテンション。「うんうん、先生と一緒に遊べるね!」って満面の笑みで教室へ駆けていくのですが、生憎の天気で遊べない時は、ブツブツと下を向きながら「雨が降っているから遊べないってさ…」なんて自分に言い聞かせるように教室へ向かうのです。

そんな彼の背中を毎日見ているタカシ先生。お日様が出ている日は、「幼稚園でたーくさん遊んでいってねー!」って見送るのでありました。