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針葉樹

みなさんこんにちは。久し振りに除染作業をしましたので報告します。原子力災害から7ヶ月が経ち、色々な事が解ってきました。
放射線を発する放射能物質は、今の段階で飛散していることはほぼなく、外部被曝よりも内部被曝に注意することは、既に皆さんもご存じだと思います。あと、放射性物質の溜まりやすい所などもご存じだと思います。それらについては、幼稚園でも除染してきました。

今回、「落葉樹よりも針葉樹(常緑樹)に放射性物質が付着している事がある」ことが解ってきました。杉の木などは、地表よりも高い所ほど放料が高くなる傾向があるようですね。

幼稚園には、冒険の森があります。自然いっぱいなのですが、今年は立ち入りを禁止しています。また、冒険の森の木々は、ほぼ「楢の木(どんぐりの木)」で、事故があったときには葉っぱが茂っておりませんので、落ち葉にはほぼ放射性物質がついていません。

そして、園庭内の針葉樹。事務所の裏側に小さなモミの木の垣根があります。今回その線量を計ったところ、0.34マイクロシーベルト/時ありました。極めて高い数値ではありませんでしたが、園庭よりも数値が高かったので、伐採することにしました。長い時間をかけて、少しずつ成長してきた木々を、簡単に伐採することには少なからず抵抗があるタカシ先生なのですが、少しでも園内の線量を減らすために決断した次第です。

ということで、少し事務所裏は少しすっきりした上に、微量ではあるものの放射線を発する針葉樹がなくなりました。今後、冒険の森側の常緑樹の伐採を検討しております。

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モミの木の中の線量