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2週間

震災1ヶ月後の4月11日(月)から始まった幼稚園。当初半分くらいだった登園者も大分増えました。年少さんと、年中さんの新入園児のお友達も約半分登園してきて、結構賑やかな幼稚園生活です。震災がなくても、4月中は「慣らし保育」ということで、基本的に午前中のみの保育になっています。(時間外保育を申し込まれている方は、午後も幼稚園にいられます。)そしてこの時期、タカシ先生はスモックを着て「うきゃうきゃ」とはしゃいでいる年少さんをカメラをもって追いかけたり、お庭で遊んでいるお友達を桜を背景に激写したりしておるのですが今年はそれが出来ません。せっかく桜が綺麗に咲いているのに、お庭で遊べないなんてなー。残念。

 さて、新学期と言えば「泣いて登園するお友達」がいるのが普通です。「お母さんとはなれたくな〜い!。幼稚園イヤだー」ってね(*^_^*)今年の新年度は地震や、大きく環境が変わったご家庭もあるのでそれはいたしかたありません。こんな状況ですものタカシ先生も例年通り「イヒヒ、よくきたねぇ〜」って悪魔のような笑みで迎えることも出来ず、「う〜んコマッタなぁ、今日は幼稚園行きたくないなぁ」と、お友達の泣き声を聞きつつ何とか教室へ連れて行ってます。特に年少さんは泣き声がクラスのお友達に連鎖しちゃうのであまりにも泣くお友達が多いときは「タカシ先生組」が発動されるのですが・・・。今年は、まだタカシ先生組ないですね〜。

泣いて登園するお友達は、いますよ。でも、いつまでも泣いているお友達はいないんです。被災され転園されたお友達も、すんなりとけ込んでいてその勇姿に「あなた、前から中村幼稚園にいたんじゃない?」って思うほど。早速新しいクラスのお友達を作って共に廊下を走り「くらー!廊下を走るんじゃぁないっ!(ガルルル)特に今日は外廊下濡れているから走っちゃダメ!!」とタカシ先生に注意されているほどです。大泣きで登園してきた年少さんなんか、「(笑顔で)タカシ先生、ママ何時に迎えに来るぅ?」なんて聞きに来て「んーっと、10時半」って返すと「わかった、10時半ね」なんつってさらに笑顔になって教室へ帰っていきます。

こんな午前保育の2週間が過ぎ、来週からはお弁当をもって、12時半のお迎えになります。また更にお友達と幼稚園で過ごす時間がながくなります。来週からはお友達の「何時にお迎えに来るの?」の問いかけに「お弁当食べたらだね!」って答えを返します。こんなやりとりにお友達はどんな表情をするんだろう、たのしみだなぁ。