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中学生と思い出

昨日まで、市内の中学生8名が幼稚園に「職場体験」に来ていました。男子2名、女子6名。うち女子4名がなんと卒園生なのであります。中学3年生だと15歳でしょう?約10年前に巣立っていったお友達が、すっかりお姉さんになってやってくるとあって、タカシ先生をはじめ彼女らを知る先生方皆、卒園生がやってくるのを心待ちにしておりました。

さて、職場体験としてやってくるのですから、タカシ先生は「ビシビシ」中学生に幼稚園教諭の仕事のお手伝いをして頂きました。クラスの中では、担任のお手伝いをしていただきましたが、お庭が教室のタカシ先生のお手伝いももちろん!運良く(?)お庭では体育フェスティバルの練習です。「中学せーーー、跳び箱こっち!」「男!マットは引きずらないように!」なんていいながらお仕事です。んもぅ〜彼らったら、「はいっ!」なんてキチンと返事をしつつキビキビと動いてくれて本当に気持ちが良い!

そしてもう一つ。お庭で元気に園児とも遊んでくれましたよ。追い駆けっこをしたり、手を繋いでくれたり。でもそこには厳しい洗礼が・・・。体操着をめくられたり、ズボンを下げられたり・・・。しゃがんでいれば覆い被さられ、「お姉ちゃんこっちにきてよぅ」と、両手を引っ張られ・・・。それでも終始笑顔で中村幼稚園の職場体験をしていきました。

1日目のお終いに、幼稚園教諭への質問も受け付けたのですが、タカシ先生の答えはそう甘くはありません。
「幼稚園の先生で、大変な事はなんですか?」という質問には「あなた達が今日1日幼稚園の先生を体験して大変だったことはなんだったか思い出してごごなさい。そしてそれを1人ずつ発表しなさい」っていう風な感じ。一瞬中学生の顔色が凍り付いたのですが、「1人1人感じたことは違うんだから、正解なんてないんだよ。」というタカシ先生の声かけにほっとしたかと思ったら、堰を切らすように、あれが大変これが大変、ここも大変あそこも大変。と、自ら感じた幼稚園教諭の大変さを発表してくれたのでした。とまぁ、2日という短い時間ではありましたが、中学生、特に卒園生は約10年ぶりに中村幼稚園に来て1日を過ごしていきました。

で、職場体験とは言うものの、タカシ先生にとってやっぱり10年前の卒園生の顔が思い浮かびます。あなたはこうだった、あなたの性格はあぁだった・・・。自分でも良く憶えているものだなぁと感心するくらい、思い出されます。そして今の彼らと比べると、それが何ら変わってない。「10年前のあのまんま!」って感じでした。「三つ子の魂・・・」って言うけれど、本当かもしれませんね。

そうそう!幼稚園の時の思い出を話してもらったんだど、お遊戯会で主役を演じたお友達。「私の隣は○君で、その隣はピンク色のドレスでゆり組の△ちゃんで、その隣が◎君で、そのとなりが水色のドレスの×ちゃんで、その隣が▽君だった」なんて全部憶えていたんですよ!いやぁ〜この記憶力というか、集中力というか、ほんとビックリしちゃったなぁ。